熊本発!新しい養殖の形
2025-11-25 16:55:30

熊本の「ひらやま」とGenki Globalが手を組みサーモンといくらの養殖に挑む

熊本の新たな水産業の形



熊本県八代市に新しいプロジェクトが始まります。有限会社ひらやまと株式会社Genki Global Dining Conceptsが手を組み、サーモンといくらの陸上養殖に乗り出しました。この協業は、豊かな自然環境と高度な養殖技術を融合させ、国内最大級のスケールで安定供給を実現することを目指しています。

協業の裏にある背景



ひらやまが培ってきた「桃太郎サーモン」の高品質や生育技術が高く評価され、Genki Global Dining Conceptsはこの事業連携を提案しました。今後の需要の増加と供給の困難を考慮し、いくらの陸上養殖への取り組みが進められています。この協業により、二つのブランドが連携し、サーモンといくらの供給体制を強化していくことが確定しました。

1,000槽へのスケールアップ



当初は36槽から始まる計画ですが、今後7年をかけて1,000槽規模に拡大することが決定。生産量が年間最大1,000トンを見込んでいるため、安定的なサーモンといくらの供給が実現し、コスト面でも優位に立つことが可能になります。これにより、国内外の飲食店で「プレミアム(国産)サーモン・国産いくら」を提供する体制が整います。

国産いくら養殖の重要性



国産いくらは現在、品薄と価格高騰の問題が続いています。これには調達難や供給減に加え、国際情勢による影響もあるため、今後の展望は明るくありません。そのため、両社の協力により、年間40〜60トン規模のいくらを安定的に生産できる体制を確立しようとしています。

放流祭の実施



最近、育成中のサーモン約500匹を水槽に放流する式典が開催されました。地域の関係者や社員が一緒になり、このプロジェクトの成功と水産資源の保全を願いました。これは地域振興にも寄与する重要なイベントです。

ひらやまの実績



ひらやまは熊本の豊かな水資源を生かし、近年では「桃太郎サーモン」としてその名を馳せています。その技術と品質は国内外から評価されており、臭みが少なく脂がのった美味しいサーモンを生産しています。地域の強みを生かしつつ、安心・安全な食品を提供することをモットーにしています。

企業のコメント



有限会社ひらやまの平山社長は、「この協業で八代の環境と技術を最大限に活かし、新たなモデルを作りたい」と語っています。一方、Genki Globalの藤尾社長は、「国産サーモンといくらの安定供給は長年の悲願であり、新たな価値をお客様に提供できることを期待している」と述べています。

今後の展望



協業は2025年11月から本格的に開始され、2032年までに段階的に拡張される予定です。その間に、プレミアム(国産)サーモンや国産いくらの提供が進み、地域の水産業が大きく成長することが期待されています。この取り組みは、熊本だけでなく、日本全体の水産業界にも良い影響を与えるでしょう。

会社情報



有限会社ひらやま


  • - 所在地:熊本県八代市
  • - 事業内容:陸上養殖事業、水産物販売

株式会社Genki Global Dining Concepts


  • - 所在地:東京都台東区
  • - 株式上場:1968年
  • - 事業内容:レストランチェーンの経営

今回の取り組みは、サーモンといくらの陸上養殖を通じて、水産業の未来を形作る重要なステップです。地域の魅力を最大限に駆使したこのプロジェクトが、どのように進展していくのか、今後の動きに注目です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

関連リンク

サードペディア百科事典: ひらやま 国産サーモン いくら養殖

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。