熊本の老舗お箸メーカーが取り組む短編映画
熊本県南関町に本社を置く株式会社ヤマチクは、竹のお箸を製造し続けて約60年の歴史を持つ老舗企業です。このたび、同社が着手したのは、日本の食文化を象徴する挨拶「いただきます」をテーマにした短編映画の制作です。
制作の背景
この映画は、2025年8月4日の「箸の日」に上映予定で、一般の人々に感謝の大切さを再認識してもらうことを目的にしています。最近、SNS上で「いただきます」に対する否定的な意見が見られ、多くの人々がこの文化の重要性を忘れかけていると感じたヤマチクは、この映画を通じて「心の分断」をつなげるメッセージを届けたいと考えたのです。
実際にヤマチクの代表は、海外で「いただきます」の意味を説明した際に、感動し羨望の眼差しを受けた経験を語っています。それにより、日本の精神文化としての「いただきます」が、実は多くの人々に共感される価値ある文化であることを再確認しました。
短編映画の内容
映画は、「家族愛」と「日本の四季」の美しさを映した作品となる予定です。心に残るストーリーと映像表現で、ただの挨拶から生まれる感謝の気持ちを深く掘り下げていきます。監督には中川典彌氏を迎え、主演は岡田蓮さん、母親役には村上美香さんが出演します。この映画制作は、ヤマチクのルーツを大切にしつつ、地域の仲間たちと共に進められます。
クラウドファンディングの開始
映画の制作に伴い、クラウドファンディングも始まっています。目標金額は500万円で、地域の伝統や文化を次世代に伝えるための大切な一歩です。プロジェクトに参加して、映画の制作を支援することができます。詳細はクラウドファンディングページ(
こちら)をご覧ください。
未来へのメッセージ
映画を通じて伝えたいメッセージは、感謝を基盤にした日本人の精神性です。「いただきます」という言葉が、単なる挨拶から人生や人との繋がりを再認識させる力を持っていることを、多くの人々に伝えたいと思っています。この文化を大切にすることが、未来を築く力になると確信しています。
これからも私たちヤマチクは、「いただきます」という言葉を世界中に広め、こころの分断をなくすための挑戦を続けていきます。どうぞ皆さんの力でこのプロジェクトを応援していただければ幸いです。