リミックスポイントと日本蓄電池、系統用蓄電所の業務提携を締結

リミックスポイントと日本蓄電池、業務提携契約を結ぶ

株式会社リミックスポイント（証券コード：3825）は、2025年12月9日、日本蓄電池株式会社と業務提携契約を締結しました。この提携は、主に系統用蓄電所の建設および運営に関するもので、両社の技術とノウハウを活かして進めていく予定です。

提携の目的と背景

本提携の背景には、電力市場における需要と供給のバランスを保つための調整力が求められている現状があります。日本の電力市場では、需給調整市場が2024年度から本格的に取引を開始しましたが、系統用蓄電所の不足により応札が少なく、高値での契約が続いているのが現状です。リミックスポイントは、この需給調整市場に早期に参入するため、蓄電所事業を積極的に進めてきました。

一方の日本蓄電池も、エネルギー・電力分野での調整力を支え、持続可能なエネルギー社会の実現を目指してきました。両社は、系統用蓄電所に関する業務提携を通じて、206年末までの運転開始を目指すことになりました。

業務提携契約の詳細

新たな業務提携契約では、リミックスポイントが持つ運用の最適化やデータ分析のノウハウをもとに、系統用蓄電所の技術的支援を行います。また、日本蓄電池はその豊富な用地情報を提供し、開発を加速させる役割を担います。提携第一弾として、両社は匿名組合出資契約を締結し、7箇所の系統用蓄電所の運転を2026年末までに開始する予定です。

この運転が始まると、需給調整市場において調整力を提供し、高収益を早期に享受することが期待されています。

日本蓄電池について

日本蓄電池株式会社は、2024年に設立され、東京都千代田区に本社を置いています。主に系統用蓄電所の建設および運営を行っており、持続可能なエネルギーシステムの実現に貢献しています。

今後の展望

今回の提携は、リミックスポイントにとって中長期的な企業価値向上に寄与すると考えられています。2026年には運転開始予定の系統用蓄電所が複数控えており、その運営開始により当期連結業績に対する影響が見込まれます。今後、開示すべき事項があれば、速やかに公表するとのことです。

リミックスポイントは、脱炭素社会の実現に向け、エネルギー分野だけでなく、暗号資産分野も含め、多角的な事業展開を進めています。特に、エネルギーとデジタルアセットを融合させた新たなサービスに注目が寄せられています。今後のリミックスポイントの活動に期待が高まります。