高千穂郷の新クラフトジン
2025-12-03 12:08:26

クラフトジン「Spirits of Terroir」高千穂郷の山椒から生まれる新たな魅力

クラフトジン「Spirits of Terroir -高千穂郷・奥阿蘇 山椒-」の魅力に迫る



2025年12月10日(水)、エシカル・スピリッツから新たなクラフトジン「Spirits of Terroir -高千穂郷・奥阿蘇 山椒-」が数量・期間限定で発売されます。本製品は、ハウス食品グループと杉本商店、南九州大学、生産者たちとの共同によって生まれたもので、特に宮崎県と熊本県の山椒を使用しています。

新たな挑戦:山椒の魅力を引き出すクラフトジン



ハウス食品グループは、山椒の産地形成プロジェクトを通じて、高千穂郷や奥阿蘇の地域資源を活用し、新しいスパイスの可能性を広げることを目指しています。このプロジェクトには、地域で収穫された実山椒を使用することで、地元の特色を一杯のジンに凝縮する取り組みが含まれています。

近年、山椒は日本の特有なスパイスとして海外から注目され、料理のバリエーションも多様化しています。特に、山椒のしびれる風味や華やかな香りは、和食だけでなくスイーツやフレンチにも活用できる点で高く評価されています。でも、本プロジェクトの背後には生産者の高齢化や自然災害による収穫量の減少という課題も潜んでいました。このため、日本の貴重な資源である山椒を守り、さらに世界へ発信するためのチャレンジが始まったのです。

クラフトジンの特長と使用素材



新しいクラフトジン「Spirits of Terroir」は、実山椒を主成分とし、椎茸の軸や高千穂産の釜炒り茶、宮崎県のへべす、阿蘇産とうきび茶など、多彩なボタニカルを使用しています。これにより、スッキリとした飲み口を実現しつつ、山椒の爽やかな香りを最大限に活かしています。

このジンの香りは、まず華やかな山椒の香りが広がり、その後、柑橘の甘みを感じ、ラストにはジュニパーベリーによるキレの良い余韻が続きます。まさに、山椒の心地よい刺激と軽快な風味を楽しむことができる一杯です。

さらに、エシカル・スピリッツの工場長は、山椒の味わいを強調しつつも、飲みやすさを重視したバランスに仕上げたとコメントしています。特に水炊きや唐揚げ、浅漬けなどの料理との相性抜群の味わいを持っています。

地元の可能性を感じるクラフトジン



このクラフトジンの開発にあたり、ハウス食品グループとエシカル・スピリッツの担当者は地元の道の駅を回り、素材選びにこだわりました。地域性を感じつつ、山椒の魅力を引き出すための試行錯誤が続けられ、このジンが誕生しました。

「Spirits of Terroir -高千穂郷・奥阿蘇 山椒-」は、350mlで価格は3,200円(税別)。エシカル・スピリッツの公式オンラインストアまたは、東京リバーサイド蒸溜所内のオフィシャルストアでも購入可能です。

未来に向けた取り組み



今後の展望として、ハウス食品グループはこの山椒をプレミアム商品としてブランド化し、加工食品やスイーツへの活用方法も研究していく予定です。地域と共に成長するこのプロジェクトは、単なる産品の開発に留まらず、地元の資源を生かした持続可能な形でのものづくりを進めています。新たな価値や体験を提供し、地域の活性化につながる取り組みが期待されます。

エシカル・スピリッツの挑戦は、単に新しい製品を生み出すだけでなく、地域の資源を見直し、大切に守ることにあります。これは、私たちの未来の食文化を豊かにする大きな一歩と言えるでしょう。


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