再春館製薬所の新たな取り組み
株式会社再春館製薬所(本社:熊本県上益城郡益城町)は、経済産業省が進める「令和7年度 オレンジイノベーション・プロジェクト」に選ばれたことを発表しました。このプロジェクトでは、「通信販売コミュニケーション」というテーマの下、認知症の当事者と共に新たなサービスを共創することを目指しています。
プロジェクトの背景と重要性
現代社会の高齢化が進む中で、多くの方々がコミュニケーションに対し不安を感じるようになっています。特に、認知症の方々はその傾向が顕著です。再春館製薬所は、これまでもお客様との寄り添う接し方を大切にしてきましたが、今後は認知症の方々を「社会を共に作るパートナー」として迎え入れる考え方にシフトしていきます。これは、顧客としてではなく、共に創り上げていく存在としての視点を持つことが非常に重要と考えられています。
今回は、2024年に施行された認知症基本法の理念に基づき、あらゆる顧客接点での「躓きポイント」と「改善要望」を言語化し、サービスの向上につなげることを目指します。これにより、日常生活において「私らしく生きたい」と願う方々をより強力に支える基盤を築いていくのです。
連携先の紹介
このプロジェクトは、社会福祉法人水光会しらぬい荘デイサービスセンター(熊本県宇城市)と連携して実施します。しらぬい荘の協力を得て、実際のサービス体験を通じて、認知症当事者の声を直接聞くことで、より実効性のある改善策を導き出していきます。
具体的な取り組み内容
プロジェクトの初回研修会は2023年12月3日に実施され、認知症当事者に再春館製薬所のサービスを体験してもらい、フィードバックを受け取ります。次のような視点で意見を伺う予定です:
- - コミュニケーション:実際の電話応対を体験し、話し方や質問方式などの改善要望を聴きます。
- - 視認性:商品のパッケージや説明書を見てもらい、分かりにくい点や親しみやすいデザインについて意見を集めます。
例えば、「歩みのゼリー」という機能性表示食品についてのフィードバックを行い、具体的な改善点を明確化することで、より良いサービスを実現する基盤を作ります。
プロジェクトのゴール
このプロジェクトの最終的な目的は、認知症当事者が「何に困るのか」をしっかりと収集・分析し、その結果を企業内部で共有して、サービス向上のためのマニュアル更新に生かすことです。新たに得られた知見は、社内全体で共有し、具体的な事例として活用しながら、日々のサービス品質の向上に努めてまいります。
今後の展望
初回の研修会を経て、本格的な共創プランの実施に入ります。このプロジェクトから学んだことを活かして、新たな商品やサービスの開発に繋げ、通信販売の可能性を広げることも見据えています。再春館製薬所は、これを通じて日本社会全体に貢献していきたいと考えています。
会社について
再春館製薬所は1932年に熊本で創業され、「痛散湯」や「ドモホルンリンクル」などを展開する漢方の製薬会社です。自然との関わりを大切にし、持続可能な社会づくりに取り組んでいます。あなたもこの取り組みを応援し、未来に繋がる社会づくりに参加してみてはいかがでしょうか。