鳥貴族が廃食用油を国産SAFに活用する新たな取り組みを開始!
株式会社エターナルホスピタリティグループは、航空業界の脱炭素化に貢献するため、国産SAF(持続可能な航空燃料)を生産する新たな取り組みをスタートしました。このプロジェクトは、廃食用油を原料としたSAFの製造を目指すもので、国内で展開する焼鳥チェーン「鳥貴族」の店舗から出る廃食用油を活用します。
取り組みの背景と目的
航空業界は、環境への配慮がますます重要視される中、脱炭素化に向けた努力が続けられています。その一環として、国産SAFの普及が期待されています。SAFは主にバイオマスや廃食用油を原料にして生産され、従来のジェット燃料に比べて約84%のCO2排出削減が可能です。
この度、エターナルホスピタリティグループは、日揮ホールディングス、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYと基本合意書を締結し、廃食用油の供給および利用に関する取り組みに乗り出しました。これにより、SAF生産のための原料が安定的に確保されることになります。
鳥貴族と廃食用油の利活用
具体的な取り組みとして、鳥貴族の338店舗から出る廃食用油が再資源化され、新たな燃料として生まれ変わります。レボインターナショナルが店舗から廃食用油を引き取り、SAFFAIRE SKY ENERGYが大阪に設置された国内唯一のSAF製造プラントでこれを原料にSAFを生産します。
このプロジェクトは、持続可能な社会を目指す企業の理念に基づいて、焼鳥屋で明るい未来を創造することを目指しています。エターナルホスピタリティグループは、今後もこのような取り組みを通じて、環境に優しい社会の実現に向けて努めていく考えです。
国内初のSAF生産プラント
SAFFAIRE SKY ENERGYは、2024年12月に完成予定のSAF大規模生産プラントにおいて、2025年4月から大手航空会社へ国産SAFの供給を開始する見込みです。これにより、国産のSAFの製造が飛躍的に進むことで、国内の脱炭素化に大きく寄与することが期待されています。
まとめ
焼鳥で有名な「鳥貴族」が、廃食用油を利用した国産SAFの生産に自ら関与することで、持続可能な社会の実現に向かって動き出しています。この試みが成功すれば、航空業界だけでなく、地球環境全体に良い影響を与えることになるでしょう。今後の展開に注目です。