熊本のフレスコ画家 Nori Ushijimaによる初の国内展覧会を実施

Nori Ushijimaの特別展が熊本で開催！

スペインで名を馳せるフレスコ画家、Nori Ushijima（牛島徳正）が遂に日本で初となる展覧会を開催します。タイトルは「熊本とサン・セバスチャンを結ぶ魂魄の架け橋」。この特別なイベントは、4月1日から27日まで、熊本県立美術館分館で行われます。熊本市の真和高校を卒業したNori Ushijimaは、その美術的な旅路の中でイタリア、そしてスペインへと移り住みました。来場者は、彼の作品を通じて、熊本の魅力と彼の作品が結びつく瞬間を体験することができます。

展覧会の目的と背景

Nori Ushijimaは、美術大学を卒業後、すぐにローマ国立中央修復研究所で唯一の日本人として博士号を取得。その後、スペインのサン・セバスチャンで数々の作品を手がけ、数多くの展覧会も行ってきました。彼のフレスコ画は、作品の質の高さから、マルク銀行やゴヤ美術館などに所蔵されています。しかし数年前、彼は両親の介護のために故郷・熊本に戻り、新たな制作に取り組んでいます。

同級生たちの熱意がこの展覧会の実現につながりました。「地元に戻ってきた彼のアートを熊本の人々に知ってもらいたい」という思いから、実行委員会が設立されました。その中心にいるのが、有限会社富士ギフトの代表である杉山栄敏さんです。彼を支える同窓生たちの力で、この展覧会を成功させるためにクラウドファンディングも実施中です。

展覧会の内容

「熊本とサン・セバスチャンを結ぶ魂魄の架け橋」というテーマには、Nori Ushijima自身が熊本の情景や風物をフレスコ画として表現した作品が数多く展示されます。新作の制作も行い、彼の独自の視点から見た熊本の魅力を感じられることでしょう。また、彼がどのようにフレスコ画を制作するのか、そのプロセスを垣間見られる映像も公開予定です。