熊本高専プロジェクトが八代市ふるさと納税で実現する新たな地域貢献のかたち

熊本高専プロジェクトと八代市のふるさと納税の連携

熊本高等専門学校（熊本高専）は、八代市との協力のもとで、ふるさと納税を介した新たな地域貢献プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、地域の課題解決を目指し、持続可能な社会の実現を目指すものです。

プロジェクトは「熊本高専ファーストペンギンズプロジェクト」と名付けられ、八代市が実施するクラウドファンディング型のふるさと納税を通じて集められた寄附金を基に活動が進められます。寄附金は「八代市次世代創業者等育成事業」に活用され、令和7年11月17日（月）から具体的な支援活動が始まる予定です。

アントレプレナーシップを育む

このプロジェクトは、次世代の人材育成を目的とし、アントレプレナーシップの精神を高めることに力を入れています。具体的には、地域の問題に対して自ら行動を起こし、新たな価値を創造する力を育むことに焦点を当てています。また、グローカルな視点（グローバルとローカルが融合した考え方）を身につけることも重要な要素です。

具体的な取り組みとしては、以下の4つが計画されています。
1. 地域課題解決: 地元のニーズに応えたプロジェクトを実施し、地域のより良い未来を築きます。
2. STEAM教育: 小中学生や高校生向けに、科学・技術・工学・アート・数学を統合した教育プログラムを提供します。
3. ワークショップ業務: スタートアップやビジネス創出に関する講演会やワークショップを開催し、実践的な知識を広めます。
4. 国際化教育: 国際的視野を持った人材育成を目指す教育活動を展開します。

これらの活動を通じて、熊本高専は地域に根付いた人材を育て、地域の課題に対する理解を深めていく考えです。

熊本高専の紹介

熊本高専は、昭和18年に設立された熊本無線電信講習所が前身で、平成21年に現在の形に再編された高等教育機関です。八代市と合志市にキャンパスを持ち、合計6学科と2専攻が設置されており、主にICT技術を基盤とした教育が行われています。

目的は、国際的に通用する実践的で創造的な技術者を育てることであり、そのために地域社会への貢献を使命としています。

【学校概要】

- 会社名: 独立行政法人国立高等専門学校機構熊本高等専門学校
- 所在地: 熊本県八代市平山新町2627
- 校長名: 髙松洋
- 設立: 2009年10月
- URL: 熊本高専公式サイト