高校生の平和計画
2025-03-06 18:51:52

平和の祈りを込めたトロフィー制作、広島の高校生が参加

平和の祈りを込めたトロフィーの制作



広島市立基町高等学校の学生たちが、このたび「天皇盃 第30回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」のために特別なトロフィーを制作しました。このトロフィーには、広島の象徴ともいえる平和記念公園内の折り鶴が再利用されています。これにより、次世代の平和を考える機会を提供することを目的とした取り組みが進められています。

平和を象徴するデザイン



トロフィーは、「鶴」と「たすき」をモチーフにしており、さらに開催地である広島に関連する錦鯉の模様も取り入れられています。折り鶴は、世界中から寄せられた平和への思いが込められたもので、広島市が実施している特別なプロジェクトによって譲り受けたものです。学生たちは、このような思いを捉え、トロフィーを通じて選手たちが未来へ羽ばたく姿をイメージしています。

学生たちの願い



制作に関わった生徒の一人は、「選手の皆さんがどれほど逞しく走るのかを想像しながらトロフィーを作りました。私たちの平和に対する想いをしっかり繋いでいきたいです」と語っています。準備過程において、彼らは平和の大切さを深く考え、その思いを表現しました。

大創産業と平和への取り組み



トロフィー制作を依頼したのは、広島に本社を置く株式会社大創産業です。この企業は、2015年から「天皇盃 全国男子駅伝」のメインスポンサーを務めており、スポーツの振興とともに平和を訴えるイベントの重要性を認識しています。毎年、平和記念公園を舞台にして選手たちを讃え、特別な賞を授与しています。

2019年にこのプロジェクトがスタートし、今回で4回目となります。過去2年間は新型コロナウイルスの影響で大会が中止され、このトロフィーの授与イベントもなかなか行えませんでしたが、今年は無事に実施されることとなり、制作した生徒たちも参加します。

基町高等学校の創造表現コース



平和のメッセージを形にするためにトロフィーをデザインしたのは、広島市立基町高等学校の普通科創造表現コースの学生たちです。このコースは1999年に設立され、芸術文化を創造する力を育てることを目的としており、多くの学生が芸術方面へ進学希望を持っています。彼らは、独自のアート作品を制作し、自己表現を通じて個性を高めています。

まとめ



平和の象徴である折り鶴を使用したトロフィー制作は、広島における平和の理念を次世代へ引き継ぐ意義深い活動です。このプロジェクトを通じて、広島の学生たちは自らの手で平和を考え、表現する機会を得ています。これらのトロフィーは、単なる賞ではなく、人々に平和への思いを実感させる重要な存在となっています。大創産業が進めるこの試みは、スポーツの力を通じて世界に平和のメッセージを発信する希望の象徴でもあります。


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