くまモンと五高の制服
2025-11-25 14:15:23

くまモンが旧制五高の制服を身にまとい新たな歴史を刻む

くまモンが旧制五高の制服を身にまとい新たな歴史を刻む



2023年11月21日、新宿区立漱石山房記念館で特別な贈呈式が行われました。株式会社朝日新聞社は、熊本のPRキャラクターである「くまモン」に、旧制第五高等学校(五高)の制服と帽子を寄贈しました。この制服は、夏目漱石の小説「三四郎」の主人公が卒業した学校に由来しており、朝日新聞社が制作したものです。

この贈呈は、漱石が五高の英語教師として熊本に住み始めてから130年を迎えるにあたって行われ、特別な意義を持つものとなっています。

夏目漱石と旧制五高の深い関係


旧制五高は、現在の熊本大学にあたる学校であり、漱石が英語教師として教壇に立ち、彼の作品「三四郎」の舞台ともなっています。五高の制服を身にまとったくまモンは、歴史的なキャラクターとして新たな一面を披露しました。これは、2014年に朝日新聞が同作を再連載したことを記念したもので、漱石にゆかりのある場所での寄贈は、多くの熊本ファンにとっても感慨深いものとなっています。

基本情報と寄贈の背景


朝日新聞社の代表取締役社長である角田克氏は、今回の寄贈の意義を強調し、漱石の文学的な影響と五高の教育の重要性について触れました。漱石が五高で教えていた1896年から130年を迎える2026年を前に、伝統と現代の架け橋となるこのユニフォームは、熊本の文化を後世に伝えるための大切な架け橋としての役割を果たすでしょう。

エモーショナルな瞬間の共有


贈呈式では、くまモンが五高の制服を着て登場し、会場の注目を集めました。貞國聖子・朝日新聞社ブランド企画部長は、くまモンと共にその制服を披露し、参加者と共に記念撮影をするなど、記録に残る瞬間を共有しました。この行事は、くまモンの愛らしい姿が多くの人々を笑顔にしたことは言うまでもありません。

結びに


熊本の象徴的存在であるくまモンが、夏目漱石の文学史と深い関わりのある旧制五高の制服を身にまとい、新たな歴史を映し出す姿は、地域発展への思いを一層強めるものです。この寄贈は、熊本の人々にとって特別な意味を持ち、地域の誇りにつながることでしょう。今後も、くまモンが様々な形で熊本県の魅力を伝えていくことを楽しみにしています。


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