「いただきます」を世界へ
2026-03-10 12:25:20

熊本の会社が海外で「いただきます」を広める。短編映画が英語字幕版で公開

熊本のヤマチクと子どもたちの挑戦



株式会社ヤマチク(本社:熊本県玉名郡南関町)が、国際的な文化交流を促進するために、新たな短編映画を手掛けました。その名も『いただきます(ITADAKIMASU)』。この作品は、特に食文化を通じて日本独自の感謝の精神を次世代へと伝えることを目的としています。映画は、カナダのVernon Japanese Heritage School(バーノン日本語学校)と協力し、英語字幕版を制作。2026年3月10日にはYouTubeでの公開を予定しており、同年5月9日には同校主催のJapanese Food and Film Festivalで初の海外上映会が行われます。

プロジェクトの背景



ヤマチクは、2025年に公開した短編映画『いただきます』が国内外で予想を超える反響を得たことを受けて、このプロジェクトを展開することにしました。この映画は、日常生活の一部としての「いただきます」を通じて、物や人に感謝の気持ちを表す大切さを伝える内容になっています。特に、現代社会では食事をする際の感謝を忘れがちですが、この映画を通してその大切さを再認識してほしいという願いがあります。

バーノン日本語学校は、100年以上の歴史を持つ継承語学校であり、日本の文化と日本語を次世代へとつなぐために活動しています。その中で、同校の学生たちが映画に参加し、自分たちの言葉で「いただきます」の英語表現を考えるワークショップを実施しました。この学びのプロセスは、単なる翻訳作業ではなく、文化を理解し、自身のアイデンティティを形成する深い体験となったのです。

「いただきます」の深い意味



「いただきます」は、単なる食事の前の挨拶ではありません。そこには、食材となる生命、食べ物を育ててくれた人々、調理してくれた人々への深い感謝が込められています。この言葉を英語に訳すことは非常に難しいのが現状で、学生たちもそのプロセスでさまざまな表現を試みたそうです。実際にセリフを考え、映像の状況や登場人物の気持ちに適切な言葉を見つけることに取り組みました。

この過程では、子どもたちが日本語の背景にある文化や価値観を再確認するだけでなく、異文化間のブリッジとしての役割を果たす機会にもなったのです。

学校とヤマチクの共鳴



バーノン日本語学校の高井教諭は、「子どもたちの好奇心がこのプロジェクトをさらに豊かにしてくれました。日本語と文化をつなげることは、彼らにとって大切な課題でもあります。映画を通じて、子どもたちが学び続けるための一助になればと思っています」と語っています。

映画『いただきます』の魅力



短編映画『いただきます』では、出演者に岡田蓮と村上美香を迎え、脚本・監督を中川典彌が担い、音楽は鎌田優紀子が担当しています。2025年8月4日に日本語版を公開し、その後海外向けの英語字幕版を準備しています。公開からわずか数ヶ月で18万回以上の視聴数を記録しており、多くの観客から感動の声が寄せられている国際的な作品に成長しました。

「いただきます」という行為が世界中の人々にどのように受け入れられるか、また、その文化の価値をどのように伝えていくかは、私たち全員にとっての課題です。熊本からこのメッセージを発信することは、地域を越えて、世界中の人々に感謝の気持ちを広める一歩となるでしょう。

ヤマチクの取り組み



ヤマチクは、日本国内のみならず、世界中で「いただきます」の精神を広めることを目指し、竹の箸を作り続けています。竹素材にこだわり、地域の資源を活かした製品作りを行っており、全ての製品は日本国内で手作業で作られています。「すべてのあたりまえを、ありがとうに。」というビジョンを掲げて、今後も様々な活動を行っていく予定です。

ぜひ、2026年の公開に向けたプロジェクトの進捗に注目していただき、今後の映画やイベントに足を運んでみてください。


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