新物流拠点開設
2025-11-28 15:52:41

九州産交運輸が鳥栖市に物流拠点を新設、効率化を加速

九州産交運輸、鳥栖市に新しい物流拠点を開設



九州産交運輸株式会社が、佐賀県鳥栖市に新たな物流拠点「鳥栖定温流通センター(仮)」を設立する計画を発表しました。この新しい倉庫は、2024年9月に着工し、2026年4月に竣工、同月より運用開始の予定です。これにより、九州全域への配送効率が大幅に向上する見込みです。

開設の背景



物流業界は現在、2024年問題と呼ばれる深刻な輸送力不足に直面しています。この問題は、特に福岡市近郊から九州全域へ配送を行う際の大きな課題となっています。そこで九州産交運輸は、鳥栖ICからわずか0.5kmの地点に位置する同センターを新設することで、配送の効率化を図ります。この新拠点は、熊本都市圏へのアクセスも良好であり、今後さらに需要が見込まれるため、物流インフラとしての役割も期待されています。

なお、センターの開設に伴い、現在運営中の中九州センター(福岡県小郡市)、鳥栖センター、鳥栖コンテナ事業所の3拠点は閉鎖し、倉庫機能は鳥栖定温流通センターに集約される予定です。これによって、物流の効率をさらに高める狙いがあります。

鳥栖定温流通センターの詳細



新しいセンターは、延床面積31,336㎡の鉄骨造り4階建てで、以下の特徴があります。

  • - 倉庫内バース:36台分のトラックが同時に利用できるスペースを設置。
  • - 危険物倉庫:別棟として297㎡の危険物専用倉庫があり、厳しい安全基準を満たしています。
  • - Safety Features:倉庫内バースの出入り時には安全装置を完備し、安全第一で運用。
  • - GDPガイドライン遵守:適温管理、セキュリティ管理、防虫防鼠対策が施されています。
  • - BCP対応:耐震構造と太陽光発電システム、非常用発電機を備え、災害時の対応も強化。

この新拠点は、特に温度管理を必要とする商品の流通を得意としており、冷蔵・保冷商品の取り扱いにも対応します。

まとめ



九州産交運輸の「鳥栖定温流通センター」は、今後の商業活動において欠かせない物流インフラとしての役割を果たし、九州全域への迅速かつ効率的な配送サービスを提供することになるでしょう。この新しい物流拠点の開設は、地域経済の発展にも寄与することが期待されており、多方面から注目されています。新たな時代の物流拠点として、どのような進化を遂げるか、今後の運営に大いに期待が寄せられます。


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