熊本高専の挑戦
2025-12-12 16:55:22

熊本高専の新たな試み!水田除草ロボ「ボールダック」が注目を集める

熊本高専が水田除草ロボ「ボールダック」を披露



2025年11月26日から28日、東京ビッグサイトで開催されたアグリビジネス創出フェアに熊本高等専門学校が参加し、水田除草専用の球体ロボット「ボールダック」を出展しました。このイベントは農林水産省によって主催されており、熊本高専は熊本県立大学と連携し、地域の農業課題に挑む取り組みの一環として位置づけられています。

アグリビジネス創出フェアと「ボールダック」



熊本県立大学が中心となるコンソーシアムで開発されている「ボールダック」は、主に棚田や小水田での除草作業を効率化するためのロボットです。このプロジェクトは、戦略的なスマート農業技術の開発と改良を目指し、地域のニーズに応える形で進められています。

フェアでは、熊本高専の機械知能システム工学科に所属する湯治準一郎教授が、ボールダックの技術的な説明や除草効果についてのプレゼンテーションを行いました。ブースでは実際に水槽を使ったデモが行われ、多くの来場者たちがその珍しいロボットに興味を持ち、熱心に説明を聞いていました。約200人以上の参加者が訪れ、「早く使いたい」、「他の用途にも応用できそう」という意見が飛び交いました。

開発への取り組み



このロボットの開発には、熊本高専の学生や専攻科生が多く関与しており、熊本県立大学で行われた実証試験から得たフィードバックを元に、除草効果をさらに高めるための改良を進めています。このような形で学生たちが地域の課題に取り組むことで、技術者としてのスキルやコミュニケーション能力を磨く実践的な教育が行われています。

熊本高専の教育理念



熊本高等専門学校は、昭和18年に設立された熊本無線電信講習所を起源とし、現在は八代市と合志市にキャンパスを持ち、電子情報系や複合工学系に特化した教育を提供しています。国際的に認められる実践的かつ創造的な技術者を育成し、地域社会に貢献することを使命としています。

さらに、令和6年度の大学・高専機能強化支援事業に選ばれ、8年度から教育体制を見直し、情報技術を深めた人材の育成を目指します。熊本キャンパスでは、専攻名の変更や教育課程の見直しが行われ、八代キャンパスでは新しい「情報融合系コース」が導入されます。

地域とともに成長する教育



熊本高専は、農業や水産業など地域の課題に対して積極的に関与し、その中に学生を巻き込むことで、実践的な経験を通した成長を促進しています。今後も「ボールダック」を通じて、農業の効率化や地域の活性化に向けた取り組みを続け、未来の技術者を育てていくでしょう。

学校の公式サイトでは、さらなる詳細や最新の情報も掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。


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