移動の未来を考える
2025-10-31 15:29:26

2030年に向けた新たな移動の時代を切り開くNearMeのビジョン

2030年に向けた新たな移動の時代を切り開くNearMeのビジョン



2025年10月28日、株式会社NearMeが主催した『NearMe事業戦略発表会』が開催されました。本イベントでは、2030年に向けた移動課題への取り組みや、地域と観光の未来に関するビジョンが共有されました。社長の髙原幸一郎氏を始め、国土交通省や熊本県などの関係者が登壇し、移動の課題解決に向けた実践的な戦略を紹介しました。

NearMeの活動とアップデート



駐車場の問題や交通の空白地域を解消するという使命を持つNearMeは、創業以来、質の高い移動体験を提供し続けています。これまでのブランドメッセージを刷新し、『予約でおトク、ラクちん。配車サービスNearMe』という新しいメッセージを打ち出しました。これにより、単なる配車サービスを超え、地域の移動課題を解決するITパートナーとしての役割を強化します。

特に注目されるのは、独自のAIを活用したユーザーマッチングシステムです。これにより、ユーザーのニーズに応じた最適な輸送を実現し、効率的な交通運用を行うことが可能となります。こうした取組みを通じて、NearMeは移動における新しい価値を提供しています。

地域と行政の連携による交通改善



発表会には、国土交通省の内山裕弥氏、熊本県観光文化部の脇俊也氏、西武ホールディングスの青木啓史氏など、地域交通の改善に貢献するさまざまな関係者が参加しました。内山氏は、交通空白地域の解消に向けた新たなDX推進プロジェクト「COMmmmONS」を紹介しました。このプロジェクトは、地域交通の品質向上と産業構造の強靭化を目的としています。

熊本県の脇氏は、近年、観光のアクセシビリティを向上させるためのタクシー配車サービスを導入した取り組みについて説明しました。特に阿蘇エリアでの課題に対して、ニアミーとの連携を通じて、誰もが快適に移動できる環境作りを進めていることが強調されました。

多様なニーズに応えるサービスの展開



西武ホールディングスの青木氏は、ホテル業界との連携の重要性を述べ、ニアミーとの実証実験を通じて、訪日客の移動課題解決を図る新たなサービスを展開しています。特に、大型車両の手配を実現することで、旅行者の移動を支援し、効率的な運用を実現しています。

また、中国の春秋航空との連携によって、訪日観光客向けの新しい移動体験の構築も進めており、地域活性化に大きく寄与する計画が発表されました。新たにスマートフォンアプリを用いて簡単に移動手段を予約できるサービスは、外国人旅行者にとっても利用しやすく、地方の観光地にも恩恵をもたらすことでしょう。

今後の展望



髙原社長は、「仮想停留所(NearMe Spot)」の設置やAIエージェントによる予約システムの導入など、今後の取り組みを発表しました。さらに、海外のイベントへの参加も予定しており、国際的な連携を通じて更なるサービスの向上を目指します。

最後に、髙原社長は「移動の“もったいない”を解決し、より多くの人が自由に移動できる社会を実現したい」と強く訴え、発表会は締めくくられました。近い将来、私たちがどのような移動の未来を迎えるのか、非常に楽しみです。


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