倉敷発「JAZZ&TEA」名曲を茶で表現、AVPAコンテスト銅賞受賞

倉敷を拠点にしたブレンドティーブランド「JAZZ&TEA」が、フランス・パリでの「AVPA（農産物振興協会）World Tea Competition 2025」で銅賞を受賞しました。
受賞したのは、名曲「C’est Si Bon」をテーマにした緑茶ブレンドで、特にその香りの表現が国際的に評価されています。

受賞作品「C’est Si Bon」とは？

このブレンド作品は、名曲「C’est Si Bon」の軽快でロマンティックな雰囲気をお茶で具現化することを目指し、特別に配合されました。音楽と茶の融合が独自の体験を生み出します。
この緑茶ブレンドは、次のような特長があります：

- ベース：釜炒り緑茶

その柔らかい旨味と透明感のある香りが特徴です。

- レモンバーベナ

明るさを感じさせる爽やかなシトラスのノートが印象的です。

- ローズ

優雅でふくよかな余韻が、まるでフランス映画の一シーンのようです。

香りがまるで音楽のように広がり、飲むごとにその旋律が変わっていく感覚を楽しめます。国際審査員たちが評価したのは、「香りの立ち上がりの美しさ」と「全体の調和」でした。このように、感覚的な体験を提供する工夫が詰まっています。

AVPA World Tea Competitionについて

AVPAは、世界各国の優れた農産物を評価する独立機関です。このコンテストは国際的に名高く、各国から多くの茶生産者やブレンダーが参加し、ブラインドテイスティングで選考が行われます。

JAZZ&TEAの受賞は、音楽と香りを融合させた独自のブレンディング手法が高く評価された結果でもあります。
実際に、彼らのティーは100種類以上が用意され、全て手作業で自然素材を使用したものです。

ブランドの情熱と今後の展望

JAZZ&TEAは「お茶の世界をもっと自由に」という理念の下、音楽の名曲をお茶で表現することを目指しています。
今回の受賞を受け、特別パッケージの販売や、国内外のイベントでの展示などが計画されています。また、映像制作プロジェクトや文化施設とのコラボレーションも視野に入れているとのこと。

代表の宮園三鈴氏は、「音楽とお茶、二つの異なるジャンルを結びつけることに情熱を注いでいます。特に「C’est Si Bon」では、香りの中に軽やかな幸福感を閉じ込めることを意識しました。今回の評価が新しい文化表現の足がかりとなれば嬉しいです」とコメントしています。今後も音楽と香りの融合による新たな体験を提供してくれることが期待されます。