くら寿司、初の東南アジア進出へ
くら寿司株式会社は、子会社の亞洲藏壽司股份有限公司を通じて、2027年にタイのバンコクに初出店することを発表しました。この進出は、同社の海外成長戦略の一環として位置づけられています。
日本の代表的な食文化である回転寿司を国内外に広め続けてきたくら寿司。2009年にアメリカに初出店した後、現在は91店舗を展開し、2014年からは台湾にも進出して63店舗を運営しています。いずれも現地法人を通じての展開で、今回のタイ進出もその流れを汲んだものと言えます。
タイという市場の魅力
タイは約7000万人の人々が暮らす親日国であり、毎年120万人以上の観光客が訪日しています。その中で、約70%がリピーターであり、回転寿司も楽しんでいる方が多いとされています。これらの数値から、タイ市場は今後の成長が期待できる有望な場所です。
くら寿司は、創業以来「安心」「美味しい」「リーズナブルな価格」に加え、「記憶に残る楽しさ」というエンターテイメント性を追求してきました。この考えは、タイでも変わらず、回転レーンで提供される寿司の楽しさを体感してもらいたいと考えています。
進化するお寿司体験
国内外での回転寿司の楽しさを広める一環として、くら寿司は日本の食文化を大切にしつつも、新しい食体験を提供し続けています。創業より守ってきた「おいしさ」と、進化している回転寿司の楽しさを融合させ、訪れるすべてのお客様に記憶に残る体験を提供することを目指しています。
2027年の開店を見越し、現地の文化にふさわしいアプローチを模索しながら、グローバルな外食チェーンへと成長していく姿勢を示しています。
くら寿司の海外展開に関する過去の成功体験
アメリカでは、2009年にカリフォルニアのアーバインに回転寿司の1号店を開店し、2019年にはナスダックに上場。現在では91店舗を展開し、年内には100店舗到達を目指しています。一方、台湾では2014年に台北に初出店し、2020年には台湾証券取引所に上場、63店舗を展開中。2023年には高雄に海外初のグローバル旗艦店をオープンし、人気を集めています。
このように、くら寿司は日本の優れた食文化を広めるために着実に歩を進めており、今後も国内外での展開を加速させていくことが期待されます。タイ・バンコクでの出店が、どのような新たな食体験を生むのか、今後の動向に注目です。