高森町とソラシドエア、新たな協力関係を築き地域の未来を共に描く

高森町とソラシドエアが協定締結、地域課題解決に向けた連携を強化

熊本県高森町と株式会社ソラシドエアは、「熊本地震から10年の節目」を迎え、地域の課題解決に向けた包括連携協定を締結しました。これにより、両者は観光や経済の活性化、災害時の連携強化、航空利便性の向上を通じて、より良い地域づくりを進めていく方針です。

高森町の魅力と地域資源

高森町は、その美しい自然風景や観光資源が魅力的です。阿蘇の雄大な景色と豊かな草原は多くの観光客を惹きつけており、町には南阿蘇トロッコ鉄道が走ります。この鉄道は地元の交通手段として機能しながら、観光の面でも重要な役割を果たしています。

高森町長のコメント

高森町の草村町長は、協定締結に際し、「この協定は町の安心で豊かな暮らしを実現するための一歩である」と語り、ソラシドエアと連携して魅力を発信していく意気込みを示しました。協定を通じて、航空網と地域の資源が結びつき、持続可能な町づくりが進むことが期待されています。

ソラシドエアによる支援

一方、ソラシドエアの代表取締役社長である山岐真作氏も、協定の締結に感謝の意を示し、「高森町の美しい景観や人々の熱意を伝え、この町の魅力をさらに高めていきたい」と述べました。特に観光振興と地域の可能性の向上に寄与することを目指します。

協定の具体的な取り組み

この協定では、以下の5つの分野にわたって協力を進めることが決定しています。

1. 産業振興や人口減少への対応
2. 移住・定住の促進
3. 観光振興と特産品の販路拡大
4. 航空文化の振興
5. 災害時の支援活動の協力

特に注目されるのは2026年度に予定されている『Go！forward くまもと号』の就航です。この特別機は、熊本城の復旧支援や高森町の地域活性化を支援するために運航され、草村町長自らが機内アナウンスを行います。これは町の魅力を直接伝える貴重な機会となるでしょう。