幸福度を測る新システム
2025-09-30 12:53:38

革新的AIシステムで従業員の幸福度を測定する新時代の到来

あなたの気持ちを数値化する革新



国内初の試みとして、アルサーガパートナーズが開発した「ハピネススコアインタビュー」。このシステムは、丸亀製麺を展開するトリドールホールディングスの約3万人の従業員を対象に、彼らの心の幸福度を短時間でリアルタイムに可視化することを目的としています。音声対話と最新のAI技術を組み合わせることで、従業員の本音を深く掘り下げ、一人ひとりの気持ちを数値化しています。

開発の背景



現在、外食産業では労働人口の減少が叫ばれており、従業員の定着率が経営の最重要課題に位置付けられています。トリドールHDは、「従業員の心の幸せ」を重視し、ただの経営手法ではなく、心的資本経営という新たな理念を持っています。この理念は、従業員の幸福度を可視化することが不可欠であり、ハピネススコアはその第一歩となるのです。

2024年6月から心的資本経営の浸透を進めた結果、従業員の離職率が約12.9%低下し、顧客からのお褒めの言葉が約24.5%増加するなどのポジティブな成果を出しています。これにより、トリドールHDは「人が持つ無限の可能性」に着目し、幸福実感を的確に把握する新たなソリューションが求められていました。

ハピネススコアインタビューの特長



このシステムの主な特長は次の4点です:

1. 親しみやすいキャラクターによる対話
丸亀うどーなつのキャラクター「るんもっち」をインタビュアーに設定し、従業員との自然な対話を実現。約5分で16問の対話を行うことで、スムーズに診断が完了します。

2. 生成AIによる深い分析
最新の生成AIは、日本特有の曖昧な表現を理解し、その裏に隠れた感情を正確に数値化します。主観的な意見ではなく、客観的データを基に従業員の心理状態を分析します。

3. 企業独自の評価基準
「安心感」「つながり感」「貢献実感」「誇り」の4つの独自指標を設け、企業文化に根ざした分析を行います。これにより、特別な施策を立案しやすくなります。

4. 多言語対応
日本語だけでなく、英語やベトナム語など、8カ国語に対応。外国人従業員の意見も正確に拾うことができ、定着率の向上を図っています。

PoCによる共同開発プロセス



「ハピネススコアインタビュー」は、トリドールHDと共同で行った3回のPoCを経て開発されました。600人以上の従業員の声を反映させることで、より質の高いシステムを構築しています。

経営層のビジョン



トリドールHDの南雲氏は、「従業員の幸福度を可視化することが我々にとって不可欠」と述べ、ハピネススコアが従業員の心の声を引き出す重要なツールであると強調します。それにより、顧客に感動を届けることに貢献できると信じています。

また、アルサーガパートナーズの小俣氏は、「テクノロジーは人の幸福度を高めることに貢献できる」と語り、今後もこのシステムのさらなる発展を目指すと述べています。

今後を見据えて



「ハピネススコア」を活用し、各従業員の幸福度を最大化するアクションを迅速に行っていく計画が進んでいます。これにより、従業員の内発的動機を高め、さらなる感動の創出を目指します。また、トリドールホールディングスが展開する他ブランドへの導入も視野に入れています。

食の感動を追求するトリドールHDと、テクノロジーで人々の幸福度向上を目指すアルサーガパートナーズが、連携を深めていく中で、今後どのような革新が生まれるのか、非常に楽しみです。


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