くまもとトマトロジープロジェクトが6周年を迎えた意味
熊本県八代市を拠点に、
株式会社HOSHIKO Links(ホシコ リンクス)が推進する『くまもとトマトロジープロジェクト』が今年、6周年を迎えました。このプロジェクトは、規格外のトマトを活用し、フードロスの削減と農家への支援を目的としています。累計処理量は、今年300トンに達する見込みであり、150万個のトマトが活用されてきました。
フードロス削減に挑む
規格外トマトは、生産過程での手間や努力が無駄にされることなく、社会の役に立つ可能性を秘めています。HOSHIKOは、生産者と連携しながらフードロス削減に取り組んできました。八代市のJAと協力し、厳しい気候環境の中でも、トマトの価値を最大化するために努力しています。
2023年8月、八代市は豪雨被害に見舞われましたが、生産者は苗を再植えて出荷開始。未だ出荷量は例年の10分の1程度という厳しい状況ですが、これもまたピンチをチャンスに変える機会となるでしょう。そして、このプロジェクトを通じて、規格外トマトを活かした製品が続々と誕生しています。
多様な商品展開
HOSHIKOの取り組みは、乾燥トマトだけに留まりません。すでにドライトマトやトマト石鹸、キーマカレー、スープと様々なタイプの商品が作られています。また、今年末には新商品として、ペットフードや独自の製法で製造したセミドライトマトも販売予定です。これらは、通常の市販商品とは一線を画す「進化版」として、高い評価が期待されています。
乾燥野菜の利便性
乾燥野菜は長期保存が可能で、災害時の備蓄としても便利です。HOSHIKOの製品は、重量軽減が容易で物流コストも抑えられ、新鮮な風味と栄養価を保ちながら、多様な使い方ができる点が魅力です。例えば、生鮮野菜1トンから約50kgの乾燥野菜が製造できるため、実質的なスペース効率も抜群です。
家庭においても、乾燥野菜は下処理が済んでいるため、調理が手軽に行えます。浸水から加熱まで3〜10分で、日々の味噌汁や主菜にも活用できる優れものです。
おすすめのレシピ
HOSHIKOのドライトマトやセミドライトマトは、日常の様々な料理にピッタリです。
- - ドライトマトの炊き込みご飯: 旨みをお米にしみ込ませることで、風味豊かなご飯が楽しめます。
- - ドライトマトのグラッセ: 特別感のある一皿を作るのに最適で、ジューシーな肉料理とも相性抜群。
- - ドライトマトのスープ: 濃縮された甘みと酸味が絶品。手軽に深みのある味わいを食卓に。
- - セミドライトマトのおつまみ: お酒のお供にぴったりで、健康的なおやつにも。
- - セミドライトマトのパスタ: シンプルなパスタを一層魅力的にするための秘訣。
今後の展望
HOSHIKOはこの先、さらなるラインアップの拡充を目指します。生産者との連携を深め、持続可能な価値を社会に提供しながら、家庭の健康づくりにも寄与する新たな野菜体験を提供していくでしょう。
これからも、熊本の地域発信の取り組みから目が離せません。『くまもとトマトロジープロジェクト』に応援をお願いしたいです。