海洋ごみ回収プロジェクト
2025-09-19 12:47:18

人気漫画と連携!熊本で進む海洋ごみ回収プロジェクトの全貌

人気漫画と共に進める海洋ごみ回収プロジェクト



熊本県芦北町で、人気漫画「放課後ていぼう日誌」とのコラボレーションによる海洋ごみ回収プロジェクトが進行中です。この活動は、一般社団法人くまもと海のミライが、日本財団の「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施しています。今回のプロジェクトでは、地元の高校生たちが中心となり、海洋ごみの回収やその経路に関する調査活動を行っています。

漫画の舞台での取り組み



芦北町は「放課後ていぼう日誌」の舞台でもあり、釣り人たちからも愛されています。昨年度は陸地にあがった海洋ごみを回収し、釣り人たちへの啓発活動を進めてきました。今年度は新たに、海の漂流ごみの回収やその経路を調査するという新たな取り組みが加わりました。地元の高校生たちは、このプロジェクトを通じて地域への愛着を深めるとともに、海洋環境保護の重要さを学んでいます。

漂流ごみの回収機「シービン」



漂流ごみの回収には、オーストラリア発祥のシービンという漂流ごみ回収機が導入されています。この機械は、芦北町の漁港で2025年12月下旬まで稼働し、毎週回収したごみの内容物や量を調査します。漁港の近くには、漫画の作者小坂泰之先生が描き下ろしたイラストを用いた看板が設置されており、漫画ファンや観光客にこのプロジェクトを広く知ってもらう狙いがあります。

ごみの経路調査



さらに、漂流ごみがどこからやってくるのかを探るために、芦北町近隣の7つの河川からGPS機能付きのボトルを放流し、その経路を追跡する試みも行われています。この調査により、町から川を経由して海に出たごみの行方が明らかになることが期待されています。

オリジナルデザインの拾い箱設置



加えて、芦北町内の4ヵ所にはオリジナルデザインの拾い箱も設置されます。こちらの拾い箱も「放課後ていぼう日誌」の新イラストを使用しており、地域住民や観光客にごみ拾いを促す役割を果たします。これにより、ごみ拾い活動への参加を促進し、日常的なごみの処理問題に対処することを目的としています。集められたごみの調査を通じて、最終的には芦北町沿岸の海洋ごみマップが作成される予定です。

プロジェクトのイベント概要



設置期間


  • - 漂流ごみ回収機: 2025年9月12日(金)〜 12月下旬
  • - 漫画コラボ拾い箱: 2025年9月8日(月)〜 12月下旬

設置場所


  • - 漂流ごみ回収機設置場所
- 計石港: 〒869-5458 熊本県芦北郡芦北町芦北2015
- 田浦港: 〒869-5305 熊本県芦北郡芦北町田浦426
※見学の際は漁業関係者の方々にご配慮ください。

  • - オリジナルデザイン拾い箱設置場所
- 御立岬海水浴場: 〒869-5305 熊本県芦北郡芦北町大字田浦町145
- 鶴ケ浜海水浴場: 〒869-5454 熊本県芦北郡芦北町鶴木山
- 女島埋立地: 〒869-5564 熊本県芦北郡芦北町女島
- フィッシングショップてんぐや: 〒869-5461 熊本県芦北郡芦北町芦北2720

このプロジェクトを通じて、地域住民や観光客が一丸となり、海洋ごみの削減に向けたアクションを起こしていくことが期待されています。また、地元の高校生たちはこの活動を通じて、環境問題に対する意識を高め、未来に向けた責任を学ぶことができる良い機会となっています。芦北町の美しい海を守るために、ぜひ足を運んで参加してみてはいかがでしょうか。


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