熊本県御船町とソラシドエアの新たな未来への一歩
今回、熊本県の御船町と航空会社ソラシドエアが地域課題解決に向けた包括連携協定を結びました。この協定は、熊本地震からの復興を進める中で、町のさらなる発展を目指すものです。協定の締結は、2025年12月5日を契機に行われ、今後の進展が期待されています。
全国へ向けた御船町の魅力発信
御船町の町長、藤木正幸氏は、この協定に対し感謝の意を表し、南国九州の空を舞うソラシドエアとの連携が大きな力になると述べました。御船町は、特産品の販売促進や観光資源の活用に加え、災害時の航空輸送支援、移住や定住の促進を通じて地域の課題解決に取り組む意向を明らかにしています。特に、御船町の特産品や観光資源を全国に知らしめるため、ソラシドエアの広範なネットワークが活用されることでしょう。
恐竜の宝庫「御船町」
御船町は、「恐竜の郷」としても知られています。1979年に日本で初めて肉食恐竜の化石が発見された地域であり、多数の恐竜の化石が見つかっています。このことから、町には恐竜オブジェがそこここにあり、訪れる観光客を楽しませています。ソラシドエアはこの地域の地理的特性を活かし、観光や地域振興を通じた活性化に貢献したいと考えています。
連携の具体的な取り組み
この協定では、五つの主要な連携項目が定められています。主に観光振興や特産品の販路確保、災害時の支援、産業振興、そして移住促進に関する事項が含まれており、地域の発展に向けた具体的な実施内容が期待されています。
2026年度には、特別機『Go!forward くまもと号』が就航予定で、この機には町長による特別機内アナウンスも行われ、御船町の魅力がPRされる予定です。この特別機は熊本城の復旧支援と連携中枢都市圏の地域活性化に寄与することを目的としています。
さらに、機内誌「ソラタネ」においても、御船町の特集が組まれ、観光スポットやイベント情報が発信されることから、全国的に町の魅力をアピールできる機会となります。
御船町が描く未来
今回の連携協定は単なるビジネスの枠を超え、地域の絆を深め、町の未来をかけた重要な一歩となります。御船町が抱える課題を共有し、解決に向けた一層の取り組みが進むことを期待したいと思います。これからもソラシドエアの協力を得て、御船町の魅力が多くの人々に届くことが願われます。