韓国で広がる竹箸
2026-08-19 12:17:36

韓国で注目を集める日本の竹箸、ヤマチクの成功の秘密

韓国で注目を集める日本の竹箸、ヤマチクの成功の秘密



熊本県南関町に本社を置く株式会社ヤマチクは、60年以上にわたって「竹の箸だけ」を製造してきました。最近、韓国最大のテレビショッピングである「Hyundai Home Shopping」において、同社の竹箸が開始から40分で14万膳を完売したことで、大きな話題を呼んでいます。この成功は決して偶然ではなく、竹箸の持つ魅力や、韓国市場に適した戦略によるものです。

高まる韓国での需要



日本国内においては、安価な輸入品が増加し、国産の竹箸メーカーはほとんど消滅していますが、ヤマチクは創業以来一貫して竹箸にこだわってきました。韓国市場への進出は2021年に始まり、以来50万膳を超える販売実績を誇ります。今回のテレビショッピングでの完売は、その実績にさらに拍車をかけるものとなりました。

実は、韓国では金属製の箸が一般的ですが、最近になって竹製のお箸への関心も高まっています。竹箸の軽さや、口当たりの良さが新たな選択肢として受け入れられ、シンプルで美しいデザインが、消費者の心を掴んでいるのです。日本の竹箸は、機能性だけでなくその美しさも支持されており、文化や言語の壁を越えて受け入れられています。

消費者の支持を受けて



テレビショッピングという場での販売は、世界的にも前例が少ない試みです。しかし、韓国の視聴者からは予想以上に強い反響があり、視聴者がヤマチクのブランド名をよく知っていたことには、ヤマチク社も驚きを隠せませんでした。特に、50代から60代の女性からの支持が厚く、「良いお箸」を求める声が確かに存在しています。これにより、次回の販売ではさらに数量を増やす計画が進んでいます。

文化の架け橋となる竹箸



ヤマチクの代表取締役山崎彰悟氏は、竹箸が文化や食に対する考え方をも広げる可能性があると述べています。お箸を広げることが、食材や命に対する大切なマインドをも広めていく手段となることを願っているとのことです。実際、韓国では少しずつ竹箸を使用する人が増えてきていることも、その証拠です。

ヤマチクの未来



ヤマチクのビジョンの一つに「すべてのあたりまえを、ありがとうに。」というものがあります。この理念に基づき、ヤマチクは今後も高品質な竹箸を提供し続けるとともに、海外マーケットでもさらに挑戦していくことでしょう。2023年11月には、直営のファクトリーショップ「拝啓」をオープンし、さらに多くの人々へその魅力を届ける計画も進んでいます。

彼らが生み出す竹の箸は、単なる食器の枠を越え、私たちの生活の一部として、心豊かな食卓を演出してくれることでしょう。これからも彼らの活動から目が離せません。


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