栃木市の有機農業
2025-08-25 09:51:17

栃木市で有機農産物の流通を効率化する新プロジェクト始動

栃木市で有機農産物の流通を効率化する新プロジェクト始動



株式会社PROPELaが、栃木市の「有機農産物等流通システム構築調査業務」を受託し、2025年8月から本業務に取り組むことになりました。この調査は、農業の生産性向上と持続可能性を両立するために国が推進する「みどりの食料システム戦略」を基に行われます。特に、今年の5月に栃木市が宣言した「オーガニックビレッジ」に向けての重要な取り組みの一環です。

プロジェクトの目的


本調査の目的は、学校給食や飲食店などのニーズと、地域内の農家による有機農産物の供給をスムーズに結びつけることです。この取り組みによって、流通の効率化が図られ、市内の自給率の向上を目指します。また、最終的には、「栃木市有機農業実施計画」の根拠となる基礎資料として活用される予定です。

業務の内容


具体的な実施内容には、生産者や流通関係者、需要者へのヒアリングを通じた情報収集、地域内の需給構造の可視化とその分析が含まれます。さらに、類似事例の調査を行い、報告書として政策提言をまとめることが求められています。これにより、地域における有機農業の実態を明らかにし、より良いマッチングのシステム構築に繋げていく考えです。

株式会社PROPELaとは


株式会社PROPELaは、持続可能な社会を目指すスタートアップで、地域資源の供給と需要をリアルタイムに可視化することを mission としています。これまで、自治体との共創によるローカルマーケットの設計や特化型デジタルツールの開発など、様々な実績を持ちます。

2023年には、B2B向けモデルの「地産Market」を立ち上げ、2024年にはB2B2Cモデルを展開予定です。また、2025年には南阿蘇村においての実証実験を運営し、村内産の野菜使用率を前年同月比から大きく向上させた成果を収めています。この経験を基に、本調査でも高精度な検証を行い、実際の課題解決に繋げる考えです。

今後の展望


今後、PROPELaは栃木市と共にこの調査業務を進め、具体的に学校給食での地産率向上に向けた仕組み作りも検討していく予定です。地域資源を有効活用し、地元の農業及び食を支える新しい流通の形を地域に根付かせるために、さらなる成果を目指していきます。

詳しい情報は、PROPELaのウェブサイトをご覧ください。


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