心スキャン®実証実験
2025-03-06 20:47:05

熊本、心疾患の早期発見に寄与する「心スキャン®」の実証実験成果

熊本における心疾患早期発見の新たな取り組み



近年、日本でも心疾患のリスクが増大しており、特に高齢者の方々にとって重大な健康問題となっています。そこで、株式会社ココロミルは「病気で後悔しない社会へ」というミッションのもと、自宅で長時間の心電図検査を受けられる「ホーム心臓ドック®」の提供を開始しました。この取り組みは、特に高額な医療費が必要になりがちな心疾患を早期に発見することを目指しています。

2025年2月27日、熊本で開催された「Innovation Fes. Kumamoto」で、ココロミルは自社の心音解析アプリ「心スキャン®」を活用したプロジェクトの成果を報告しました。このプロジェクトでは、熊本県が運営する「令和6年度UXプロジェクト実証実験サポート事業」の一環として、心疾患の早期発見を目的に実証実験が行われました。

心疾患の早期発見の意義



心疾患は、その自覚症状が乏しいため早期発見が難しい疾病です。特に心房細動は、放置すると深刻な事態を招く恐れがあります。しかし、早期に発見し、適切な治療や生活改善を実施することで、健康寿命の延伸や医療費・介護費の削減が期待できます。

ココロミルが開発した「心スキャン®」は、スマートフォンを用いて手軽に心音を計測し、不整脈や心不全の兆候を捉えることを可能にするアプリです。このアプリを通じて、ユーザーは定期的に心音を記録し、変化を追跡することで異常を早期に察知することができます。

実証実験の結果



実証実験に参加した多くの人々が、心疾患予防の重要性を認識し、自身の健康管理に取り組む姿勢が見られました。具体的な結果としては、70%の参加者が「心音アプリを利用すれば毎日心臓の状態をチェックできる」と回答。また、87%の参加者が「このアプリで定期的な検査の必要性を感じた」と答えています。さらに、60%は「ホーム心臓ドック®」の精密検査を希望したことからも、皆さんが健康管理に対する意識が高まったことがうかがえます。

実証実験では、アプリの結果を受けて「ホーム心臓ドック®」を受検した18名中4名がC判定となり、これまでの統計(9%)と比較しても高い割合でした。このことは、心スキャン®のスクリーニングの有効性を示す結果となりました。

未来に向けて



今後もココロミルでは、「心スキャン®」と「ホーム心臓ドック®」を通じて、より多くの人々が自身や家族の健康を可視化し、健康寿命やQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目指す活動を続けていきます。この取り組みが、地域の健康課題を解決する一助として役立つことを願っています。

なお、「Innovation Fes. Kumamoto」について



Innovation Fes.は、熊本県が主催する大規模なビジネスイベントで、ベンチャー企業や地域事業者がイノベーションの創出に向けて議論する場です。昨年には、地域発プロジェクトの紹介が行われ、熊本の健康課題や新たなビジネスチャンスについて積極的な意見交換が行われました。イベントの詳細については、公式サイトを参照してください。
公式サイト: Innovation Fes. Kumamoto


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