未来のエネルギー革命
2025-12-24 11:03:26

再春館製薬所が動かす未来のエネルギー革命—SDGsアワード受賞の背景

再春館製薬所の挑戦


再春館製薬所は、熊本県に拠点を構える企業で、主力ブランド「ドモホルンリンクル」を展開しています。この企業は自社の特徴をいかし、製品の製造過程から生じる化粧品廃液の再利用に向けた新技術開発に成功しました。その成果が、2025年12月に熊本で行われた「くまもとSDGsアワード2025」において評価され、牽引部門に入賞したのです。

地域特性を活かした「水の都のジレンマ」解決への取り組み


熊本は「水の都」と呼ばれる地域で、阿蘇の伏流水に恵まれています。再春館製薬所は、「人間も自然の一部である」という漢方の思想を尊重し、地域の特性を活かしたビジネスモデルを確立しています。製品の中核を成す「クリーム20」は、その高い機能性ゆえに多くの植物成分や油分を含んでおり、製造過程で生じる化粧品廃液は、その特性から非常に分解が難しいという問題を抱えていました。これが「水の都」を汚す可能性を秘めているとして、企業としての責任を感じていたのです。

エネルギー革命を生み出す微生物技術


この課題に対して、再春館製薬所はベンチャー企業である「株式会社WATASUMI」と提携し、微生物の力を利用して化粧品廃液を「電気」と「メタンガス」に変換するプロジェクトを始めました。具体的には、微生物燃料電池技術を駆使し、廃液を浄化すると同時に有用なエネルギーを生成することを目指しています。この取り組みでは、まず、超音波と物理的攪拌によって微生物が廃液を効率的に分解できる状態を作り出し、さらに、酒造排水から進化させた微生物を利用しています。

技術向上への取り組み


プロジェクトの担当者である薬彩工園の工園長、高野徳恵氏は「私たちの目標は、ただ排水をきれいにするのではなく、そこから新しい価値を創造することです」と語ります。持続可能な未来のために、更なる技術向上に向けた取り組みが進んでいます。2026年を見据え、同社は生成したエネルギーを工場の照明に利用できるようにすることを目指しています。また、沖縄のマングローブ域から採取した菌種の導入を行い、処理速度の向上を図っています。

地産地消のエネルギーの実現に向けて


将来的には廃液のゼロ化を目指し生成されたエネルギーを自社内で活用し、地域まで明るい灯りを届けるというビジョンを描いています。再春館製薬所は、地域社会と自然環境の調和を図りながら、持続可能な社会の形成に寄与することを通じて、企業としての社会的責任を果たしていくことでしょう。再春館製薬所の取り組みは、私たちの未来に大きな影響を与える可能性を秘めています。


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