森のお陰石の魅力
2025-04-09 12:15:59

新たな循環資源「森のお陰石」 持続可能な未来に向けた一歩

持続可能な未来を目指す「森のお陰石」



熊本県八代市に本拠を置くFKGコーポレーションが新たに開発した「森のお陰石」は、バイオマス燃焼灰を原料とした土木資材です。この新製品は2025年4月21日から正式に販売が開始される予定で、持続可能な循環型社会の実現に向けて大きな一歩を踏み出しています。

環境への取り組み



最近、地球温暖化や自然災害の影響が増す中で、持続可能な資源利用が求められています。FKGコーポレーションは、工場や発電所から排出される燃焼灰を新たな資源として再利用し、機能性人工石「お陰石」を開発しました。この技術は、CO2の排出を単に削減するだけでなく、実際にCO2を吸収する特性を持っています。

「お陰石」は、CO2吸収能力において、従来の燃焼灰と比較して約11㎥も多くのCO2を取り込むことができ、土木資材においては天然石よりも環境に優しい選択肢となるのです。特に、お陰石を使用した路床材は5000㎥あたり約55,000㎥のCO2を吸収します。これにより、地球環境に寄与することが期待されています。

安全性と耐久性



お陰石は、その特性により地震や水害に強い資材としても注目されています。従来の天然材に比べて吸水性が高く、液状化強度は約5倍。これにより、自然災害による被害を軽減する可能性があります。

資源リサイクルの重要性



これまで燃焼灰は、土木建設資材や埋め立てとして利用されていましたが、「森のお陰石」はこれらを新たな資源として生まれ変わらせます。燃焼灰の再利用を通じて、資源の循環利用を進めることが可能となっています。

水の浄化能力



さらに、お陰石は水の浄化能力にも優れています。特に窒素やリン、カルシウム、マグネシウムを効率よく吸着し、汚れた水を簡易的に浄化する役割を果たします。これにより、地域環境の改善にも寄与します。

新製品「森のお陰石」について



新たに登場する「森のお陰石」には、2つのバリエーションがあります。1つは、バイオマス燃焼灰を用いた盛土材「森のお陰盛土」、もう1つは、コンクリートガラを使用せず製造した「森のお陰クラッシャラン」です。これにより、さらなる施工の効率化と環境への配慮が実現しています。

未来への展望



FKGコーポレーションは、今後も持続可能な循環型社会の実現に向けて、お客様の工場の廃棄物を有効に活用する製品開発を推進していきます。「森のお陰石」は、新しい資源の形であり、未来の地球環境を護る重要な要素となるでしょう。

会社概要


  • - 会社名: 株式会社FKGコーポレーション
  • - 所在地: 熊本県八代市千丁町古閑出262
  • - 事業内容: 産業廃棄物の処理、土木資材の製造・販売、燃焼灰を原料にした機能性人工石の開発
  • - コーポレートサイト: FKGコーポレーション

地域社会の持続可能な発展に向けたFKGコーポレーションの取り組みは、今後も注目されることでしょう。


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