ドミノ・ピザ、福岡エリアでEVトラック配送を開始
ドミノ・ピザは2026年7月14日から、福岡エリアにおいてQSR業界初のEVトラックを導入します。この取り組みは、いすゞ自動車、シモハナ物流、そしてドミノ・ピザの三社による共同プロジェクトであり、配送中のCO₂排出量を大幅に削減することを狙いとしています。このEVトラックは、福岡エリアの店舗への商品や資材の配送に使用され、従来のディーゼル車と比べて年間約16%のCO₂削減が見込まれています。
環境への配慮と効率化
近年、物流業界では配送効率を向上させるとともに、CO₂排出量の削減が急務とされています。ドミノ・ピザは全国の店舗への物流体制を維持する中で、環境に配慮した配送方法を模索してきました。そこで注目したのが、海外での導入が進んでいるEVトラックの導入です。いすゞ自動車が提供する「EVisionコンシェルジュ」を利用し、導入効果や運行成立性をあらゆる視点から検討した結果、福岡での実用性と乗り心地を確認した上でEVトラックの導入を決定しました。
CO₂削減の具体的な数値
福岡エリアでの試算によると、ディーゼル車の年間燃料消費量が4,400リットルであるのに対し、EVトラックの電力消費量は約20,412kWhを想定しています。この結果、ディーゼル車によって排出されるCO₂量は約11.5トンに対し、EVトラックは約9.7トンとなり、両者の間で年間約16%のCO₂削減が見込まれます。これにより、ドミノ・ピザは美味しさを保ちながらも、環境への負担を軽減する取り組みを進めていきます。
EVトラックの特長
導入されるいすゞ自動車のEVトラックは、ディーゼル車と共通のシャーシを採用しており、通常のトラックと同様の操作性と冷凍車機能が備わっています。静かな走行音やスムーズな加速特性によって、ドライバーのストレスも大幅に軽減される見込みです。また、安全性にも配慮されており、ディーゼル車の最上位グレードに匹敵する安全装置が標準装備されています。
3社のパートナーシップ
この取り組みは、いすゞ自動車のEVトラック提供や導入支援、シモハナ物流の配送運用ノウハウを活用し、ドミノ・ピザが店舗向け配送での環境負荷削減に取り組むものです。3社が連携して物流体制を見直すことで、持続可能な配送の実現を目指します。
未来の可能性
今回の福岡エリアでの導入を足掛かりとし、ドミノ・ピザは今後の配送エリアの拡大やEVトラックの台数増加を視野に入れ、さらなるCO₂削減を図ります。便利で美味しいピザをお届けするだけでなく、持続可能な社会への貢献にも積極的に取り組んでいきます。環境に優しい物流システムの確立が、ドミノ・ピザの次なる挑戦です。