福岡県と高知県での学校会計業務を効率化するクラウドシステム始動

KDS学校会計クラウド®の導入が進む中、学校業務は進化する

株式会社九州フィナンシャルグループの一員である九州デジタルソリューションズ株式会社が提供する「KDS学校会計クラウド®」が、2025年度から福岡県と高知県の県立学校で稼働を開始すると発表されました。これによって、熊本県を含む3県で運用される学校は212校に達し、教職員の作業の効率化と学校業務のデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進が期待されています。

教職員の負担を軽減し、保護者の利便性を向上

このクラウド型業務支援システムは、学校徴収金、給食費、入学料、授業料など、学校におけるさまざまな会計業務を効率化します。口座振替の機能を活用し、教職員が行う面倒な手作業を大幅に削減。また、保護者にとってもスムーズな納付が可能な仕組みが提供されているのが大きな特徴です。

主な機能

- 基本情報管理: 生徒情報や口座情報を一元管理。業者情報や費目・教材情報も同時に扱えます。
- 入金・未納管理: 生徒ごとの入金状況を確認し、督促状の発行、消込処理を行います。
- 徴収・請求管理: 費目別に徴収計画を作成し、口座振替データの自動生成が可能です。
- 支払管理: 喫食や欠食の管理、決算書類作成など、多機能に対応。

更に、基本データを登録しておくことで、手入力を最小限に抑え、費目は最大50項目まで設定できるため、効率的な経理処理および資金管理が実現します。また、視認性に優れたメニュー設計により直感的な操作が可能で、クラウド型システムのため、場所を問わず安全に利用できる点も魅力です。

教職員の業務負担の背景

全国的にみても、教職員の人手不足や過重労働は大きな社会課題です。この問題は特に学校徴収金に関する業務において深刻で、現金の回収や銀行での入金作業は多くの労力を要し、それが教職員の心身に負担をかけていました。

このような課題を解決するため、九州デジタルソリューションズは長年の収納代行サービスでの実績を基に、「KDS学校会計クラウド®」を開発しました。

稼働の実績と今後の展望

これまでに熊本県内68校への導入が進んでいる他、福岡県では95校、高知県では49校においても、今後2025年度からサービスの提供を開始します。累計212校がこのシステムを利用することとなり、教職員の負担が軽減し、学校業務の効率化が期待されています。

今後は更なる機能拡充や導入地域の拡大を目指しており、学校現場のDX推進と教職員の働き方改革に貢献していく考えです。最終的には、より良い教育環境を子どもたちに提供するための支援を続けていく意向です。

会社概要

九州デジタルソリューションズ株式会社は、熊本市西区に本社を構え、ITソリューションを中心に収納代行や事務支援サービス、労働派遣事業を行っています。

【お問い合わせ】
九州デジタルソリューションズ株式会社公共営業部竹原
TEL：096-326-8757 【受付時間: AM9:00～PM5:00 (土日祝日は除く)】
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