雲上の熊本城が織りなす幻想の世界、「秋のくまもとお城まつり」開催

雲上の熊本城が織りなす幻想の世界

今年も待ちに待った「秋のくまもとお城まつり」が、熊本城にて開催されます。今回は、国内最大級の人工雲海が登場し、再び多くの人々を魅了することでしょう。本イベントは、令和7年10月10日（金）から11月3日（月祝）までの間、熊本城で行われます。

雲上の絶景体験

昨年も好評を博したこのプロジェクト。株式会社いけうちと日本庭園由志園株式会社によるコラボレーションにより、約1,300個ものスプレーノズルが使われ、全長約350メートルの空中回廊から、目の前に広がる幻想的な「雲上の熊本城」を体感することができます。青空の下、ダイナミックに展開される雲海は、光や音の演出と融合し、私たちを非日常の世界へと誘います。

雲の下で見る熊本城の景色は、昼は青と白のコントラスト、夜は光の演出に包まれ、訪れる人々を魅了します。特に夜間の「雲上の熊本城」は、幻想的な光景となり、特別なひと時を感じることができるでしょう。

秋のくまもとお城まつりの詳細

「秋のくまもとお城まつり」は、熊本城の特別史跡としての価値を再確認し、地元の文化に触れる機会です。また、雲海演出の他にも、「城あかり」や「夜火夜火流るる燈」といったイベントも行われ、毎晩のように趣向を凝らした彩り豊かな体験が待っています。

- 雲上の熊本城 9:00～21:00 (9:10、9:30にそれぞれ5分間の演出)
- 城あかり 18:00～21:00
- 夜火夜火流るる燈 18:00～21:00

特に夜の部は、雲海に光と音が加わり、さらに幻想的な雰囲気を生み出します。訪れる時間によって、異なる表情を見せる雲上の熊本城をお楽しみください。

歴史と技術の共演

今年も「雲の発生には、熊本城内の飯田丸古井戸の水が利用されます。いけうちの誇る水のろ過技術を活かし、井戸水から不純物を取り除いた清浄な水が供給されます。

この取り組みは、熊本城の復興のシンボルとしても大いに意義があります。歴史的価値を持つ井戸水が、現代の芸術表現としてよみがえるという、歴史と現代が交差する瞬間を体験できます。自然災害時における飲料水確保技術にもつながるこのアプローチは、社会全体に対しても意義深いものです。

参加のご案内

熊本城へお越しの際は、事前の入園券購入を推奨いたします。高校生以上800円、小中学生300円であり、熊本市内の小中学生や65歳以上の方は無料です。訪れる方は公共交通機関を利用し、スムーズに参加いただければと思います。

公式ウェブサイトにて詳細な情報が提供されておりますので、ぜひチェックしてみてください。多くの方に雲上の熊本城の幻想的な風景をご体感いただければ幸いです。