熊本発!塩分コントロールで健康的な食生活を支援する新プロジェクト
神奈川県のオープンイノベーション支援事業「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」に、トイメディカル株式会社(熊本市)と株式会社グリーンハウス(東京都)が共同で開発するプロジェクトが採択されました。この取り組みは、人々の健康意識の向上と生活習慣病の予防を目的とし、特に減塩に焦点を当てています。
塩分オフセットメニューとは?
このプロジェクトの中心には、「塩分オフセットメニュー」があります。これは、日常の食事において、味を損なわずに減塩を実現するための新しい食品カテゴリです。トイメディカルの独自技術を活用し、健康的な食生活を実現するためのメニューの開発が行われます。
調理ノウハウの活用
グリーンハウスは、長年にわたるフードサービスのノウハウを生かして、給食現場での実用性を確認しながらメニューの開発を進めます。これにより、実際の食事に取り入れやすい形で、継続的に減塩を行うことが可能となります。味や満足感を損なうことなく、健康志向の人々に寄り添った食の提案を目指します。
塩分オフセットゼリーの開発
さらに、このプロジェクトでは「塩分オフセットゼリー」の開発も進行中です。デザート感覚で手軽に塩分をコントロールできる新商品として、ユーザーの意見を基に改良を行い、その効果を検証していく仕組みが築かれています。この取り組みにより、健康を意識しながらも食の楽しみを損なわない新たな選択肢が提供されることが期待されています。
目標と評価の基準
プロジェクトの成功を評価するために、「おいしさを損なわずに塩分をコントロールできているか」が重要な指標となります。具体的には、味の満足度や產品に対する継続的な利用意向のアンケートが目標の基準に達したかを確認します。さらに、身体的な効果として尿中ナトリウム値の低下も評価指標に含まれています。
ビジネスアクセラレーターかながわとは
「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」は、神奈川県が運営する大企業やベンチャー企業が共に連携して、新たな価値を創造するためのプログラムです。グリーンハウスは、2023年に初めて採択を受け、その後も毎年この取り組みに参加しています。
トイメディカル株式会社について
トイメディカルは、医療や健康食品を手掛ける企業で、特に減塩に特化した商品づくりに取り組んでいます。熊本から健康を推進することを目指し、海藻由来の成分を使用した製品開発を行なっています。このプロジェクトは、地域の健康づくりにも貢献する重要な取り組みです。
グリーンハウスグループの役割
グリーンハウスグループは、フードサービス事業を通じて、さまざまな食の提供を行っています。その年間売上高は1,837億円にのぼり、全国に2,953店舗を展開するなど、食とホスピタリティの分野で確固たる地位を築いています。今回のプロジェクトを通じて、より健康的な食環境の実現に向けた新たな一歩を踏み出します。
まとめ
トイメディカルとグリーンハウスによる新たな食文化の創造は、私たちの健康的な生活をさらに豊かにすることを目指しています。これからの展開にぜひご注目ください。