ネイチャーポジティブ特講
2026-06-28 11:01:20

地域から学ぶネイチャーポジティブの重要性を考えた特別講義とは

地域から学ぶネイチャーポジティブの重要性を考えた特別講義



2026年6月24日、佐賀大学にて、約40名の2年生を対象とした特別講義が開催されました。この講義は、NPO法人唐津Farm&Foodと横枕農園の代表、木下翔太氏が「地域からはじめるネイチャーポジティブ」をテーマに行いました。

講義の内容



講義は90分間にわたり展開され、特に地域に根ざしたネイチャーポジティブの実践例として、唐津市の里山と海の現場が紹介されました。ネイチャーポジティブとは、生物多様性の損失を防ぎ、自然環境を回復させるための考え方であり、その実践は特別な場所だけでなく私たちの地域の生活から始めるべきだと強調されました。

まず、木下氏は唐津市相知町にある「横枕」という自然共生サイトでの日々の活動を紹介しました。この自然共生サイトは、環境省によって認定された、地域の人々と共同で生物多様性を保全する取り組みが行われている場所です。特に、里山の手入れを通じて生物が暮らせる環境を維持する重要性が語られました。

次に、海に関連する活動として「Precious Plastic 唐津」の取り組みが紹介されました。こちらは、流れ着いたプラスチック協力のもと、新しい製品へと再利用(アップサイクル)する世界的なプロジェクトです。木下氏は、海洋プラスチックからアート作品を生み出す過程を紹介しつつ、常に強調したのは「まず、減らす」という姿勢でした。アートは、ゴミを見える化する手段であり、消費を減らすことにつながる意義を持っています。

学生との質疑応答



講義の後半には質疑応答の時間が設けられ、学生から様々な視点での質問が寄せられました。芸術学部の学生からは、海洋プラスチックで作られた色とりどりのドット柄ブロックについての製作方法に対する興味深い質問があり、農学部の学生は養蜂に関する選択について深い疑問を呈しました。木下氏は、それぞれの質問に対して丁寧に応じ、異なる視点が生まれたことを嬉しく思ったと語りました。

講師のメッセージ



この講義を通じて、木下氏は「海洋プラスチックをアートに変える取り組みも重要だが、最も大事なのは使用量を減らすこと」というメッセージを強調しました。異なる専攻の学生たちからの多様な質問が、講義の内容に深みを与え、より充実した学びの場となったのです。このように、地域から学ぶネイチャーポジティブの考え方は、未来を見据えた持続可能な活動へとつながっています。

NPO法人 唐津Farm&Food について



唐津Farm&Foodは、佐賀県唐津市を拠点に、生物多様性の保全や環境教育、サーキュラーエコノミーの推進を行う団体です。公式サイトやオンラインショップも充実しており、地域や自然との共生を大切にした活動を紹介しています。

公式サイト | オンラインショップ | Instagram

木下氏は、地域とともに歩むことが重要であり、次世代の学びを通じて持続可能な未来を築く大切さを語り続けています。地域から始まるネイチャーポジティブの実践は、私たち一人一人の生活に深く関わっているのです。


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