熊本大学で開催される特別な作品展
熊本大学医学部にて、菊池恵楓園絵画クラブ金陽会による作品展「ハンセン病をこころで学ぶ2025」が開かれます。これは、絵画を通じてハンセン病についての理解を深める貴重な機会となります。この展覧会は、昨年度に続き行われるもので、附属図書館医学系分館で開催されます。
菊池恵楓園絵画クラブ金陽会は、1953(昭和28)年に設立された歴史あるクラブで、独学で活動するメンバーたちが900点以上の作品を生み出しています。この中には、NHKの日曜美術館でも紹介された作品もあるほど、質の高いアートが揃っています。
魅力あふれる作品たち
作品展では、明るい色彩の絵画や阿蘇の風景、園内で暮らす動物たちなど、優しさにあふれた視点から描かれた作品が多く並びます。来場者は、これらの作品の中から自らのお気に入りを見つけることができるでしょう。しかし、ただ見ているだけではなく、絵の背後にある深い思いや背景に気づくことが大切です。作品には、故郷を思う気持ちや、親子の絆を求めるあこがれなど、さまざまな感情が込められています。
ハンセン病に対する隔離や差別の中に生きた人々がどのように絵を描く喜びで心を救われてきたのか、彼らの活き活きとした作品から、環境にかかわらず希望を見出す人間の力強さを感じることができるでしょう。
医学生だけでなく多くの人々へ
この作品展は医学生だけでなく、一般市民の方々にもオープンです。絵画を通じてハンセン病について学ぶ機会を持つことは、まだまだ解決されていない課題を理解する手助けとなるでしょう。多様な印象を与える作品を通じ、参加者にはその背後にある物語に触れ、自身の感情と向き合うことが期待されます。
展覧会の詳細
- - 日時: 令和7年6月12日(木)から6月18日(水)まで、午前9時から午後7時まで。
- 特記事項: 6月14日(土)は正午から午後6時まで、6月15日(日)は休館、6月18日(水)は午前9時から正午までの開催。
- - 場所: 熊本大学本荘北地区医学教育図書棟1階附属図書館医学系分館(熊本市中央区本荘1丁目1番1号)
- - 観覧料: 無料
この魅力的な作品展の情報を、ぜひ広めてください。そして、来場を希望される方々には、心を豊かにする素晴らしい体験が待っています。ぜひ、訪れて多くの感動を得てください。
お問い合わせ先
- - 熊本大学附属図書館医学系分館 担当:田川
- - 電話:096-373-5035
さらに詳しい情報は、
熊本大学ライブラリーの公式サイトをご覧ください。