熊本・山鹿蒸溜所のウイスキーが世界で認められた
2025年、アジア最大の蒸留酒品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」において、熊本県の山鹿蒸溜所が誇る2つのウイスキーが金賞を受賞しました。これは、ウイスキー愛好者だけでなく、地域全体の誇りでもあります。
受賞したウイスキー
金賞を受賞したのは、「YAMAGA NEW BORN 2024」と「Yamaga Distillery New Pot #6」の2アイテムです。これにより、山鹿蒸溜所の名声は一層高まり、多くの注目を集めています。
これは、熟成年数が3年未満のウイスキーで、フルーティーで華やかな香りとしっかりした味わいが特長。レーズンサンドに似た香りが感じられ、甘酸っぱいアプリコットやナッツの旨みが溶け込んでいます。使用している熟成樽は、バーボンバレルとシェリーバットで、アルコール度数は57%です。
- - Yamaga Distillery New Pot #6
当蒸溜所のショップ限定で、樽詰め前の原酒として販売されています。ミントや金木犀の香りが特に際立ち、アルコール度数は60%に達します。ウイスキーの原料や酵母由来の香味が一堂に楽しめる、稀少なアイテムです。
このような上質な商品が、熊本の地で生まれていることを知ると、ますます応援したくなりますね。
山鹿蒸溜所の魅力
山鹿蒸溜所は、2021年11月に熊本県山鹿市で設立された初のモルトウイスキー専門蒸溜所です。地域の文化や風土を大切にしつつ、良質の深層地下水や盆地の気候を活かした独自のウイスキー造りに情熱を注いでいます。代表の本坊正文氏は、「優しく綺麗な味の中にも、時を経た力強さのあるウイスキー」をテーマに掲げ、品質向上に努めています。
今後の展望
今回の受賞に続き、山鹿蒸溜所は2025年秋頃に初のシングルモルトジャパニーズウイスキーを全国で発売する予定で、詳細は公式ウェブサイトやSNSで発表される予定です。また、2026年には第二貯蔵庫も完成予定です。
私たち消費者も楽しみにしながらも、これからのリリースにも期待を寄せたいものです。
TWSCについて
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)は、日本が誇るウイスキー文化を国際的に評価するために設立された品評会であり、毎年多くのブランドが集まる場です。今回、600以上のアイテムが出品され、厳選された審査員たちによって評価されました。
ウイスキーに精通した審査員たちがブラインドテイスティングで行うこの競技は、公正で高い評価基準を設けています。そのため、受賞は実力の証明ともいえるでしょう。
まとめ
山鹿蒸溜所のウイスキーの受賞は、ただの始まりです。このウイスキーが持つ豊かな風味と、地域の文化が育んだ背景を知ることで、一層の愛着が湧くことでしょう。ぜひ、これからの展開にも目を向け、熊本のウイスキーを楽しんでみてはいかがでしょうか。