桜十字グループとハピネスコーポレーションの提携で医療・介護の未来に新たな風

株式会社ハピネスコーポレーションとの資本業務提携

桜十字グループは、2025年4月23日（水）より、株式会社ハピネスコーポレーションとの資本業務提携を発表しました。この提携により、医療・介護・予防医療の分野における新たな挑戦が期待されています。両社は、それぞれが持つ強みと「ウェルビーイング」への考え方を融合させ、より良い未来を築いていく意向を示しています。

提携の背景と目的

桜十字グループは「WELL-BEING FRONTIER」をスローガンに掲げ、人と社会の幸福度を向上させるための様々な取り組みを行っています。一方、ハピネスコーポレーションは、「ITで幸せを提供する企業」というビジョンを持ち、病院や介護施設向けの各種クラウドサービスを展開しています。両社の出会いは、このビジョンの共有を意味し、特別な縁を感じさせます。

ハピネスコーポレーションの木元修二CEOは、「幸せ」をテーマにした製品開発への情熱を強く持っており、その想いが桜十字グループとの提携を促進した要因でもあります。今回の提携を通じて、互いの知識やネットワークを活用し、医療・介護分野における新たな価値を共に創出していく予定です。

新テクノロジーの公開

さらに、ハピネスコーポレーションは、2025年4月29日（火）から5月5日（月）にかけて開催される関西・大阪万博に「リボーンチャレンジ」というテーマで出展します。この期間では、テクノロジーと空間を駆使し、身体の健康と美容を実現するための新しい技術が発表される予定です。

その中でも特に注目されるのが「ミラック」という新開発デバイス。これは、排尿・排泄時のわずかな温度や湿度の変化を非接触で感知できる小型センサーです。ユーザーが容易に使用できるよう、車いすに簡単に取り付けられるデザインが特徴で、スマートフォンへのアラート機能も備えています。このデバイスは、医療・介護現場でのサポートをするだけでなく、自らの身体の感覚に悩む人々にも役立つことが期待されています。

代表者のコメント

木元修二CEOは、この提携を通じて掲げるビジョンが具体化されていく過程に、大きなステップを感じています。万博での「ミラック」の発表は、同じ悩みを抱える多くの方々に新しい選択肢を提供する機会となるでしょう。また、桜十字グループの竹中執行役員CIOも、この新技術がケア手法の進化に寄与することへの期待を寄せています。排泄ケアは、極めて重要なテーマであり、その効率的な提供は職員の負担軽減にも繋がります。

桜十字グループのビジョン

桜十字グループは、医療の現場において身体だけでなく、精神的な豊かさも重要視しています。「人生100年時代」という新しい時代背景の中で、個々の「生きる」を豊かにするために如何に貢献できるかを追求しているのです。医療・介護の質を高めるため、今後もデジタルトランスフォーメーションを積極的に進めていくとのことです。

最後に、新たなテクノロジーと理念が結びつくことで、ウェルビーイングの向上が実現されることに大いに期待が寄せられます。両社の今後の取り組みから目が離せません。