地下水を育む田植え
2025-06-10 13:23:23

NOK熊本事業場、地下水を育む田植えに家族参加 - 地域貢献と環境保全の取り組み

地域の地下水保全へ参加したNOK熊本事業場の田植えイベント



2025年の6月7日(土)、NOK株式会社熊本事業場の社員とその家族55人が、熊本県菊池郡大津町の水田で「地下水を育む田植え」に参画しました。この取り組みは、公益財団法人くまもと地下水財団が運営する「水田オーナー制度」に基づき、熊本地域の貴重な水源である地下水の保全を目的としたものです。6年間にわたり続けられているこの取り組みでは、地域の生産者と協力し、米作りを通じて地下水の養分を育むことに貢献しています。

「水田オーナー制度」の概要



水田オーナー制度は、水田を持つ生産者と企業、団体が連携し、共に米作りを行うことで、地下水を守る活動です。この制度では、オーナーとなる企業は水田の管理にも関与しながら、収穫したお米を地域のフードバンクに寄付するなど、多面的な地域貢献が行われています。NOK熊本事業場は、大津町にある737㎡の水田のオーナーとなり、日頃の業務の傍ら、環境保全にも取り組んでいます。

初夏の青空の下での田植え



イベント当日は、爽やかな初夏の晴れ渡る空の下、参加者たちは心も身体も楽しい田植え作業に取り組みました。くまもと地下水財団の古閑仁美課長補佐がオープニングで「この水田に水を張ることが、地下水の育成につながります」と力強く挨拶し、参加者に期待を寄せました。

田植えの指導を受けた後、参加者たちは協力し合いながら田に苗を植えていきました。初めての体験に戸惑う子供たちもいましたが、それぞれの年齢や経験に応じて作業を行い、泥にまみれながらも楽しむ姿が印象的でした。参加者たちの表情には、自然とのふれあいや、米作りの喜びが溢れていました。

地下水保全の重要性



今回の田植えイベントは、ただの作業にとどまらず、参加者にとって貴重な学びの場となりました。水田が地下水を蓄える役割の重要性を体感し、また、日頃食べているお米がどのように作られているかを知る良い機会となったようです。参加した社員は、泥んこになりながらもその体験を楽しみ、日常の喧騒から離れリフレッシュするひとときを過ごしました。

参加者のコメント



参加者からは以下のような感想が寄せられました。
  • - 精密・Oリング事業部の西村崇治氏は、「息子と共に参加し、米作りの過程を実体験できて有意義だった」と述べました。
  • - 製造技術部の山路啓人氏は、「泥の感触に懐かしさを感じ、この活動が地下水保全に繋がっていることを実感した」と語りました。
  • - 業務課の夏越裕介氏は、「泥の中に足を踏み入れることで無心になり、自然と一体になる新鮮な体験ができた」と話しました。

環境保全に向けた今後の活動



この田植えに続き、秋には稲刈りを行い、収穫したお米は地域のフードバンクに寄付される予定です。また、育まれた地下水の量を示す「かん養量証明書」が交付されるのも楽しみなイベントです。2024年度の成果は約4,500トンとされ、今年も同様のかん養量を期待しています。

NOK熊本事業場は、地域に密着した環境保全の活動を今後も続け、その活動が地域の未来に寄与することを目指しています。地域の水資源を大切に思う「想水」の考え方に基づき、さらなる努力を重ねていくことでしょう。


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