旅館丸正が次世代へ
2026-08-20 16:49:20

杖立温泉の歴史的旅館「丸正」が次世代への承継を実現!

杖立温泉の名宿「旅館丸正」が新たな一歩を踏み出す



熊本県小国町の杖立温泉に位置する「旅館丸正」が、地域の伝統を守りながら次世代へとそのバトンを引き渡しました。2023年6月1日、長年愛されてきたこの老舗旅館で、譲渡側の穴井り香氏と譲受側の小野順平氏の間で事業譲渡契約の締結式が行われました。この契約は、熊本県商工会連合会の5年にわたる支援の結果として、地域の事業承継の良い事例となり、全国的にも注目されているのです。

地域経済を彩る事業承継支援



熊本県商工会連合会は、少子高齢化や人口減少に伴い、地域の事業者が後継者不足から廃業する事例が増えている状況を受けて、事業承継を積極的に支援しています。各地域の商工会と連携し、アンケート調査を通じて会員の将来の意向を把握し、専門機関と協力しながら一人一人の事業者に寄り添った支援を行っています。

旅館丸正の歴史と成長



旅館丸正は、現代表の祖母が「みどりや」として開業し、昭和30年代から40年代には関取も訪れる賑やかな温泉街として名を馳せていました。代を重ねるごとに地域に根付いた宿として愛され、多くのリピーターを有するとともに、学生合宿などの受け入れも行ってきました。手頃な価格で食事と入浴が楽しめるスタイルが、地域の人々に親しまれてきたのです。

課題の認識と事業承継への道



小国町商工会は、二度にわたる事業承継に関する実態調査を実施。調査の中で、後継者問題が浮き彫りになると、穴井氏は次なる選択肢として事業承継に目を向けました。専門機関との連携が進む中、2023年には事業譲渡契約の締結へと至りました。

新たな経営者のビジョン



新たに旅館丸正を引き継いだ小野順平氏は、飲食店や宿泊業の経験を生かして、旅館の一階を飲食店として活用し、二階はコストパフォーマンスの良い宿泊スタイルを目指しています。小野氏は「杖立温泉全体を盛り上げたい」という強い意志を持ち、従来の魅力に新たな魅力を加えることを目指しています。

温泉街の再生と地域の未来



杖立温泉はかつて賑やかだった温泉地ですが、近年は観光ニーズの変動や自然災害により活気が失われつつあります。この旅館丸正の事業承継は、単に一軒の旅館を引き継ぐだけでなく、温泉街全体を再生させるための第一歩とも言えます。穴井氏は「人が行き交う杖立をもう一度見たい」と強い期待を寄せています。

熊本県商工会連合会の未来への取り組み



商工会連合会は、今回の事業承継の成功を今後のモデルケースとして広め、地域の雇用と伝統を守るためにさらなる支援を行います。これにより、地域経済を活性化し、次世代へのバトンを次々と引き継いでいくことが期待されています。地域資源を守り、熊本の誇りを次の世代へと継承していく努力を続けていくことでしょう。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 事業承継 旅館丸正 杖立温泉

トピックス(温泉)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。