菊陽町と三菱UFJの連携で地域活性化への新たな一歩

菊陽町と三菱UFJ銀行の協力で地域を活性化

熊本県菊池郡に位置する菊陽町は、近年の半導体関連企業の進出や周辺の自然環境を利用した生活都市としての魅力が増しています。最近、菊陽町は株式会社三菱UFJ銀行と三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社との間で、地域活性化を目的とする包括連携協定を結び、新たな展開が期待されています。

協定締結の背景と目的

菊陽町は、昭和50年代から進められてきたインフラ整備を背景に、交通の便が良く、豊富な地下水の存在が評価されてきました。その結果、世界的な半導体企業である台湾のTSMCなど、多くの企業が集まる産業集積地域へと成長しています。これに伴い、町も半導体産業の経済発展や人口増加に向けた取り組みを行っており、アーバンスポーツ施設や豊肥本線の新駅設置などの計画を進めています。

三菱UFJ銀行は、2024年4月から「半導体バリューチェーン推進室」を設置し、より良い産業環境の構築に寄与する予定です。熊本支店を中心に菊陽町の経済発展に貢献し、地域社会の問題解決に向けて積極的に関与していく姿勢を見せています。また、三菱UFJリサーチ&コンサルティングもスポーツ関連施策に関する調査やコンサルティングを行い、菊陽町への支援を強めています。

目指す地域の姿

この協定を通じて、菊陽町と両社は更なる連携を強化し、地域の環境や社会の課題へ共同で取り組むことを目指します。特に、農業や工業、商業、住環境、自然環境のバランスの取れた「成長し続ける町」の実現が期待されています。新たな産業創造や社会問題の解決、スポーツ関連施設の整備に加え、地域の人材育成にも力を入れる考えです。