生菌入り混合飼料「ビオスリー® EX」の登場
畜産業界に新たな可能性をもたらす生菌入り混合飼料「ビオスリー® EX」が、東亜薬品工業から発売されることとなりました。この新製品は、肥育の効率画や健康管理に貢献することが期待されています。今回の製品は、主力製品であるビオスリーエースと比較して様々な面で進化しています。
特徴的な成分の増量
「ビオスリー® EX」の大きな特長は、乳酸菌、酪酸菌、糖化菌を含む3種の有用菌とオリゴ糖を、それぞれ2倍に増量した点です。この配合により、推奨される給与量がビオスリーエースの半分で済むため、飼育コストも削減されることが期待されています。効率的な給与が可能になることで、飼料管理が大幅に改善され、畜産業界全体の生産性向上に寄与すると考えられます。
ペプチド亜鉛の追加
新たに追加された機能性素材、ペプチド亜鉛も注目のポイントです。この成分は、生産性の向上や健全な免疫機能をサポートする働きがあります。これによって、動物の健康状態を保ちながら、出荷までの期間を短縮することが可能になるでしょう。
使いやすさの向上
「ビオスリー® EX」は、ミルクやぬるま湯への溶解性が向上しており、嗜好性も改善されました。これにより、飼育現場での扱いやすさも大幅に向上しています。また、保管スペースの効率的な利用が可能になったことも、作業の手間を軽減する要因となるでしょう。これらの改善は、運用コストの削減にもつながります。
健康維持と環境整備への貢献
この混合飼料には、腸管各部位で共生して異なる働きをする3種の有用菌が含まれています。プロバイオティクスとプレバイオティクスの協力作用によって、腸内の細菌叢が良好に保たれ、健康維持に役立ちます。また、便性を良好に保つことで、畜舎環境の整備も期待できるのです。これにより、飼育される動物たちのストレスを軽減できれば、全体の生産性も向上するでしょう。
発売時期について
「ビオスリー® EX」の発売が予定されているのは、アルミ袋10kg(1kg×10パック)が2025年10月27日、クラフト袋10kgが2025年11月25日です。これらの日程に向けて、畜産業界関係者は新製品の導入を検討しなければなりません。
企業情報
東亜薬品工業株式会社は、医薬品や動物用医薬品、飼料、健康食品を取り扱う企業です。設立は1948年で、信頼性の高い製品を提供し続けています。公式サイトではさらに詳細な情報が掲載されておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。 https://www.toabio.co.jp/
最後に、東亜薬品工業は「ビオスリー® EX」を通じて、畜産業界の生産性向上および経営改善に貢献することを目指しています。この新製品が、畜産業界の未来をより良い方向に導くことが期待されます。