熊本・九州ルーテル学院大学に生理用ナプキン常備の新サービス登場!
熊本県熊本市にある九州ルーテル学院大学では、2025年9月18日から女性個室トイレに生理用ナプキン「OiTr(オイテル)」が設置されることが発表されました。このサービスは、日本初の試みで、女性の健康や安心を支える重要な取り組みとして注目を集めています。
OiTrとは?
OiTrは、全国の商業施設や公共施設、学校などに生理用ナプキンを無料で設置し、提供するサービスです。専用アプリをダウンロードすることで、ユーザーは生理用品を必要な時に手に入れることができるシステムになっています。ユーザー登録をすることにより、2時間ごとに生理用ナプキンを最大7枚、25日間にわたって無料で受け取れる仕組みです。
設置の背景と目的
九州ルーテル学院大学は、これまで学生を対象としたアンケート調査を行い、その結果として女子トイレ環境の改善が喫緊の課題であることを認識しました。特に、生理用品の提供は、生理に関する偏見を軽減し、女子学生が安心して学業に集中できる環境を整えるために不可欠であるとの意見が多く寄せられました。
大学側はこの要望を真摯に受け止め、6台のOiTrディスペンサーを女子トイレに設置することが決定しました。これにより、生理用品が手軽に入手できる環境が整い、学生の健康とメンタル面の支援が期待されています。
生理の貧困への取り組み
業界全体で問題視されている「生理の貧困」は、日本だけでなく世界的に見ても深刻なテーマです。日本では経済的・社会的な理由から生理用品を手に入れられない女性が多数存在し、それが教育や就労に悪影響を及ぼしています。OiTrは、こうした問題に対処するため、「トイレットペーパーは当たり前にあるのに、生理用品はなぜ常備されていないのか?」という課題意識のもとに進められています。
学生の声
九州ルーテル学院大学の関係者からは、以下のようなコメントも寄せられています。「本学においては、特に女子学生の割合が高いため、生理用品の提供は、安心して学べる環境整備において非常に重要です。学生一人ひとりの声に耳を傾け、快適な環境作りに努めています。」
未来への展望
今後もOiTrは、全国各地にサービスを拡大しながら、ユーザーのニーズに応える取り組みを進めていく予定です。生理用品が容易に手に入る環境が整うことで、女性たちの生活の質が向上し、より多くの女性が安心して生活できる社会が実現されることを期待したいですね。
お問い合わせ
OiTrに関するお問い合わせは、公式ウェブサイトから可能です。生理用品の提供が当たり前の世の中になる日を心待ちにしながら、このプロジェクトの成功を応援しましょう。