阿蘇の茅とインテリア
2025-04-09 11:17:16

2025年大阪・関西万博に登場する阿蘇の茅を使ったインテリア家具

2025年4月から開催される「日本国際博覧会、略して大阪・関西万博」において、熊本県の阿蘇からの草原を活用した新たなインテリア家具が登場します。このプロダクトは、阿蘇の特産物である“茅”を利用したもので、特にその茅葺き屋根の技術をもとにしたソファなどが話題を呼んでいます。

阿蘇の草原からの恵み、茅を使ったプロダクト


公益財団法人 阿蘇グリーンストックは、全国の茅工房と共同で、このユニークな茅製品を開発しました。阿蘇に広がる草原に自然に生えているススキを主成分として使用し、手触り、香り、温もりを感じられるこれらの製品は、阿蘇の風景を身近に感じることができる特別なものです。

茅についての基本知識

「茅」とは、屋根材として使われてきた草で、かつて日本各地で見られましたが、草原の減少によりその産地は限られています。阿蘇や御殿場などの地域にしか残っておらず、大切な文化や生態系の一部でもあります。今回の万博パビリオン「EARTH MART」では、阿蘇を含む日本各地から集めた茅が大胆に使用されることになっています。

インテリアラインナップの詳細


新作の茅を使った家具は、多様な製品ラインナップを誇ります。具体的には、以下のようなプロダクトが制作されています。

  • - 茅ソファ: 直径900mmで、木製の台座がついており、キャスター付きで移動が楽々。茅葺きの工法で作られ、断面が美しいデザインです。
  • - 茅のフレーム: 約600×600mmサイズのフレームで、放射状にデザインされた茅の断面が特徴。アートを額装するのにピッタリです。
  • - 茅テーブル: 450×450mmで、鉄製脚と阿蘇火山由来の溶岩石を使用した天板が特徴的。その他にも、茅バンコやカウンター、色紙額など多彩なラインナップがあります。

阿蘇の草原保全に貢献


このプロダクトの販売時には、売上の一部が阿蘇グリーンストックを通じて草原保全に活用されます。阿蘇の草原も後継者不足など、時代の変化で年々減少しており、この茅の利用がその保全につながる重要な要素となります。

イベント情報


これらの製品は、2025年の万博の熊本県ブースで展示されるほか、今後は一般販売も予定されています。また、阿蘇地域でのポップアップイベントも企画されており、茅を使ったインテリアの魅力を広く伝えていく計画が進行中です。

未来への取り組み


阿蘇の茅を利用したプロダクトは、ただのインテリア製品ではなく、地域の文化や生態系を未来に引き継ぐための大切な取り組みです。私たちが手に取ることで、熊本の豊かな自然や文化を感じながら、その保全に貢献することができるのです。詳しい展示や販売に関する情報は、阿蘇グリーンストックの公式サイトやSNSを通じて随時お知らせされます。


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