新しい旅のスタイル「あそ旅のレールバス」と「高千穂アクセス券」
この春、熊本県の美しい自然と歴史ある街、高千穂を結ぶ新たな交通手段が誕生しました。それは、産交バスによる阿蘇⇔高千穂線「あそちほ号」の運行開始に合わせて提供されるデジタルチケット、「あそ・みなみあそ旅のレールバス 高千穂アクセス券」です。このチケットを使えば、阿蘇・南阿蘇地域を自由に周遊しながら、高千穂の魅力も存分に楽しむことができます。
MaaS(Mobility as a Service)による新しい交通体験
一般社団法人九州MaaS協議会に加盟している4つの会社、南阿蘇鉄道、JR九州、九州産交バス、産交バスが協力し、阿蘇地域を24時間乗り降り自由で周遊できる新しいチケットを発行しました。これにより、公共交通機関での旅行がより便利で楽しいものになります。
デジタルチケットの魅力
この新しいチケットは、スマートフォンアプリ「my route」で購入・利用できるデジタル形式です。従来の紙のきっぷと異なり、スマホの画面を提示するだけで乗車できるため、手間いらずです。これにより、時代に即した便利な旅行スタイルが実現しました。
多彩なチケットの種類と特典
チケットは、旅行者のニーズに合わせて複数の種類が用意されています。「あそ旅のレールバス」には阿蘇エリアと南阿蘇エリアが含まれており、片道が4,700円、往復が6,200円と、非常にお得な料金設定です。また、「みなみあそ旅のレールバス」もあり、こちらは片道が3,500円、往復が5,000円となっています。
さらに、このチケットを利用することで提携している観光施設や店舗において、割引や特典を受けられるのも大きな魅力です。
郷土の文化と自然を満喫する旅
「高千穂アクセス券」を使えば、熊本市内から高千穂へもスムーズに道が開かれます。お得に旅を楽しむだけでなく、高千穂の美しい風景や歴史豊かな文化にも触れることができます。自宅では味わえない大自然と触れ合い、心癒されるひとときを過ごせるでしょう。
使い方も簡単で安心
チケットは「my route」アプリ内で購入可能ですが、利用するには簡単な会員登録が必要です。購入から24時間有効で、アプリを通じて手軽にアクセスできるため、ストレスフリーで旅行を楽しめます。
九州の魅力を支えるMaaSの取り組み
この取り組みは、国土交通省の「日本版MaaS推進・支援事業」に採択されたプロジェクトの一環です。九州MaaS協議会は、九州全域で公共交通の利便性を向上させ、地域経済の活性化を目指しています。このスタイルは、観光の新しい形を提案するものであり、地域にとっても新しい魅力を創出します。
まとめ
阿蘇と高千穂をつなぐ新たな旅のスタイルである「あそ旅のレールバス・高千穂アクセス券」。このチケットがあれば、阿蘇・南阿蘇地域を存分に楽しみながら、神秘的な高千穂への旅も実現可能です。ぜひ、秋の訪れを感じながら、素敵な旅を計画してみてはいかがでしょうか。
詳細な情報とチケットの購入については、
産交バス公式サイトをご覧ください。