ファミリーマートが進める熱中症対策と健康経営の新たな一歩
株式会社ファミリーマートは、日本全国で猛暑が続く中、社員や加盟店の安全性を守るための取り組みを一層強化しています。特に、今年に入り施行された「熱中症対策義務化」に基づき、同社は熱中症予防のさまざまな施策を実施しています。さらに、これらの活動をまとめた初の「健康白書」を発行し、健康経営を一段と推進しています。
熱中症対策義務化と具体的な取り組み
ファミリーマートは、社員が安全に働ける環境の構築を重視し、次のような具体的な対策を行っています。
1.
社内での啓発活動
社内イントラネットや衛生委員会を通じて、熱中症の危険性や予防策についての情報を広く周知しています。
2.
加盟店への具体的な指導
加盟店や店舗向けに熱中症対策の事例を紹介し、実施項目のリストを提供。店舗内ではポスターを掲示し、視覚的にも注意を促します。また、注意喚起の動画を店舗サイネージでも流しています。
3.
健康管理室の充実
内部の健康管理室を刷新し、産業医による啓発動画を配信。社員が健康に関する知識を得られるよう努めています。
4.
水分補給の重要性を訴えるPOP
社内に設置された給茶機には、こまめな水分補給を促すPOPを掲示しています。
さらに、猛暑に伴う働き方改革の一環として、特に2023年7月16日から9月15日まで、早朝出社を促す「ファミマサマータイム」を導入しました。これにより、涼しい環境で業務を行い、業務の効率化と節電を実現しています。
「健康白書」の発行と健康経営の展望
ファミリーマートの健康経営の活動を振り返り、今回の運営方針や課題をまとめた「健康白書」を発行しました。この白書は、社員の健康状態をデータに基づいて詳細に分析しています。
健康の維持と向上には、社員自身の健康意識を高め、自発的な健康行動が不可欠です。そのため、健康診断や生活習慣改善のためのセミナー、また女性の健康に関するセミナーを開催し、ウォーキング活動やメンタルヘルス対策も強化しています。
昨今のデータによれば、健康数値が改善した社員もいれば、20代・30代の間に懸念のある健康課題も見えてきました。これにより、今後はより一層、予防策や早めの対策を重視し、健康経営を推進する方針です。
ファミリーマートの今後の展望
ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」というスローガンの下、地域に寄り添い、顧客一人ひとりとの関係を深めています。便利さを追求しながらも、健康経営の強化を通じて、社員や地域社会にとってなくてはならない存在であり続けることを目指しています。今後もさまざまな取り組みを通じて、さらなる健康増進を図っていくことでしょう。
健康経営の詳細や「健康白書」は、
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