南阿蘇の地トウキビを体験！文化と食を未来へつなぐ

南阿蘇の地トウキビを通して文化を未来へ

熊本県の美しい自然が広がる南阿蘇、特に高森町に位置する「休暇村南阿蘇」では、阿蘇の世界農業遺産として名高い「地トウキビ」をテーマにしたユニークな取り組みが展開されています。2024年には新たにこの地の伝統を受け継ぐ展示が行われ、国内外から訪れる観光客に地域文化の魅力を伝えていく予定です。

地トウキビ展示の意義

地トウキビは、阿蘇の農業を象徴する作物です。しかし近年、その姿を目にすることが少なくなりました。そのため、休暇村南阿蘇では地元農家との協力のもと、地域の歴史や風土を感じられる館内展示を始めました。9月17日に行われた入れ替え作業では、約900本の地トウキビが新たに展示され、高さ約3メートルの骨組みに吊るされて、訪れる人々を温かく迎え入れます。この展示は通年行われ、毎年9月に新しく入れ替えられます。

食を通じた循環

展示された地トウキビは、ただの飾りではなく、阿蘇の食文化にも直結しています。収穫したトウキビは、乾燥・粉砕され、「地トウキビご飯」や「地トウキビもち」として料理に活用されています。特に、噛むほどに広がる香ばしさと自然な甘味は、阿蘇の新米を一層引き立てる絶妙な味わいです。訪れた宿泊者は安心して味わい、地元の食文化を体験できます。

クラフト体験と焚き火プログラム

また、南阿蘇ビジターセンターでは、地トウキビの葉や芯を使用したクラフト体験も実施されています。コースターやリース作りなど、手軽に楽しめる体験が人気で、予約が必要ですが、材料が尽き次第終了します。地トウキビの特性を生かしたクラフトは、地域の自然素材を用いた創作の楽しさを体感できます。

さらに、夜には焚き火プログラムも開催されています。乾燥したトウキビの芯を焚き木として使うこのプログラムでは、キャンプファイヤーの囲みで焼きマシュマロを楽しむことができ、自然の中で思い出に残るひとときを過ごせます。こちらも雨天時には中止となりますので、事前に確認をお勧めします。

ビュッフェ宿泊プランで地元の味を楽しむ

休暇村南阿蘇ならではの魅力は、食事にも表れています。プレミアムビュッフェでは「赤牛の焼きしゃぶ」や旬の食材を使用した料理が提供され、特に「秋の収穫祭」と題して豊富な旬のフルーツが楽しめます。朝食には自家製の「こんころ餅」が用意され、こだわりの九州の味を堪能できます。この宿泊プランは2025年の秋シーズンにも継続される予定なので、事前の予約をお忘れなく。

絶景と癒やしの空間を提供するホテル

休暇村南阿蘇は、阿蘇五岳を一望できる絶景とともに天然温泉も楽しめるリゾートホテルです。周囲には美しい自然が広がり、四季折々の風景が訪れる人々を魅了します。登山口までも近く、アクティブに過ごしたい方にも最適なロケーションです。

「自然にときめくリゾート」として、地元の魅力を体感できる体験が待っています。南阿蘇ならではの文化や食を未来へつなぐこの取り組みを、自身の目と舌でぜひ体験してみてください。さらに詳しい情報は、公式ウェブサイトをチェックしてください。