衣料品回収と販売
2025-11-05 12:57:20

しまむらが取り組む循環型社会への道。衣料品回収とサステナブル商品販売の実施

しまむら、循環型社会を目指した衣料品回収を実施



ファッションの常識を塗り替えるなか、株式会社しまむらと株式会社ECOMMITがタッグを組んで、衣料品の回収活動を展開しています。2023年10月27日から11月11日までの期間、全国の900店舗で行われるこの取り組み。近年、環境問題への意識が高まる中で、循環型社会の実現を目指す動きがさまざまな分野で進んでいます。しまむらもその一翼を担い、服の回収を通じてサステナブルな未来に向けた第一歩を踏み出します。

新しい仕組み「PASSTO」による衣料品の回収



今回は、従来のリサイクル手法に加え、「PASSTO」という新しいリユースのスキームを導入。このシステムを通じて、不要になった衣類を回収し、適切な選別を行い、再利用やリサイクルへとつなげます。これにより、衣類の長寿命を図ると同時に、環境負荷を減少させることが期待されています。

回収期間中、しまむら店舗に持ち込まれた衣料品は、ECOMMITの運営するサーキュラーセンターに集約されます。そこで専門のスタッフがアイテムを状態や素材に基づいて選別し、二つの主なルートへと資源を循環させます。まず一つ目はリユース。国内外で再販が可能なものが選ばれ、新たな市場へと送り出されます。二つ目はリサイクル。提携先であるカイタックファミリーの「MUDA ZERO」プロジェクトを利用して、リサイクル加工が行われ、新たな製品として生まれ変わることになります。

回収対象商品について



回収対象は衣料品全般ですが、下着や靴下、靴、服飾雑貨(バッグや帽子など)、寝具類、革製品(合成皮革も含む)は対象外となるため、注意が必要です。衣料品は必ず洗濯した上で持ち込むことが求められ、濡れているものや著しく汚れているものは回収されないので、持ち込む前に状態を確認しておきましょう。また、持ち込んだ衣料品は返却されないため、この点も十分留意する必要があります。

サステナブル商品販売の開始



衣料品回収の取り組みと合わせて、しまむらは2024年から新たに「サステナブル商品」の販売を開始します。回収した素材を活用した商品が並ぶこれらのサステナブル商品は、エコに配慮した選択肢として注目を集めることでしょう。

このサステナブル活動を「しまエコ」と名付け、環境に優しい商品の開発や資源の再利用に力を入れています。しまむらの取り組みは、単に衣料品の回収にとどまることなく、私たちの未来に向けた環境保全へとつながる重要なステップとなっています。

企業の背景と意義



ECOMMITは「捨てない社会をかなえる」をビジョンに掲げ、日本全国で様々なサステナブルなプロジェクトを進めています。「PASSTO」というブランド名には、次の人に渡すという意味が込められており、未来にわたって使われるサイクルを形成することを目指しています。利用者が不要となった衣類を手放すことで、持続可能な社会への貢献ができる仕組みを提供しています。

加えて、カイタックファミリーの「MUDA ZERO」プロジェクトは、衣類のリサイクルを進めながら、持続可能なファッション産業の実現を目指しています。回収した衣料品を新たな糸や生地に加工し、再び店頭に並ぶというこの循環は、ファッション業界における革新的な取り組みとして注目されています。

結論



今回のしまむらの衣料品回収活動は、リユースとリサイクルを通じて循環型社会に貢献する大きな一歩です。利用者自身が参加することで、より良い未来を築く手助けになるこの取り組みを、ぜひ多くの方々に知っていただきたいと思います。しまむらの展開は、地域を超えて全国に広がり、サステナブルな社会を実現するための新しいモデルとなるでしょう。衣料品の回収は、ただの処分ではなく、新たな活用の可能性を秘めた行為なのです。今後も、しまむらの活動によって、新しいサステナブルな流れが生まれることを期待しています。


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