地元の力がつなぐサイクリングの未来
シェアサイクルサービス「チャリチャリ」が、アビスパ福岡との共同プロジェクトで、市民と環境問題に取り組む新たな試みを実施しました。この「チャリチャリ アップサイクルプロジェクト」は、2025年10月19日に行われ、参加者が古くなった自転車を塗装し、「アビスパ福岡チャリチャリ」に生まれ変わらせるワークショップです。目的は、環境問題やSDGsへの理解促進であり、参加者は楽しみながらモノを大切にする心を育てることができます。
アビスパ福岡と連携した意義
「チャリチャリ」と「アビスパ福岡」は、2023シーズンからパートナーシップを結び、地域活性化や社会課題に取り組んでいます。「シャレン!」(社会連携活動)の一環として行われたこのプロジェクトは、アビスパ福岡の30周年記念事業「TAKE ACTION Month!」の一部です。 アビスパのファンや地域の子どもたちが参加し、地域のために何かアクションを起こすことが求められています。
アップサイクルで育む環境意識
プロジェクトでは、参加者がペンキや装飾を使って自転車を再生させる過程が進行しました。普段見られないチャリチャリの倉庫の内部見学もあり、これまで見過ごされがちだった自転車整備の重要性についても学びました。アビスパ福岡の公式マスコット「スビーくん」の登場で会場は大いに盛り上がり、参加者は新しい発見と楽しさを体験しました。
完成した自転車が街を彩る
完成した「アビスパ福岡チャリチャリ」は、2025年10月26日にベスト電器スタジアムでのお披露目を予定しています。この特別な自転車たちは、福岡の街を走ることになります。スポーツと移動の楽しみが融合し、同時に環境への配慮を体現するモデルとして、今後の運用が楽しみですね。
チャリチャリの環境への取り組み
チャリチャリは「つくる責任、つかう責任」を強く意識しており、独自のビジネスモデルを採用しています。自転車やスマートロックの設計から運営まで一貫して行うことで、産業廃棄物削減や環境負荷の低い製造を実現しています。長寿命の自転車づくりにこだわり、地域社会に根付くサービスを展開することを目指しています。
シェアサイクルの利便性
「チャリチャリ」は、スマートフォンアプリを利用して簡単に自転車をレンタルできるサービスです。料金は、ベーシックが1分7円、電動アシストは1分17円という手頃さも魅力。2018年から福岡エリアでサービスが展開されており、累計3,900万回以上の利用実績があります。また、熊本や名古屋を含む複数のエリアでの展開が進んでいます。
おわりに
このような取り組みが広がることで、地域が活性化し環境意識が高まることが期待されます。チャリチャリは、このプロジェクトを通じて、今後もスポーツと環境問題へのアプローチを続けていきます。自転車を通じて、私たちの住む地域をより豊かにしていくために、ぜひ参加したいですね。