熊本での新たな農業の挑戦
2025年5月28日から30日まで、グランメッセ熊本で開催される「第3回九州農業WEEK」。このイベントには、環境に配慮した新商品の「NINJAマルチ」を開発した株式会社オーミヤが初出展することになりました。今回はこの製品の魅力と、農業の未来について探っていきます。
農業が直面する現状
日本の農業は、多くの課題に直面しています。2023年時点での基幹的農業従事者数は約112万人に過ぎず、過去10年間で40%も減少しました。平均年齢は68.4歳に達しており、高齢化が進行しています。さらには、2022年度の食料自給率はわずか38%と低迷。農業現場の効率化や持続可能な生産体制の確立が急務となっているのです。
NINJAマルチの特徴
こうした背景から生まれたのが「NINJAマルチ」です。この製品は、生分解性素材で作られたマルチシートで、使った後は土壌の中で自然に分解されます。これにより、従来のビニールマルチシートに必要だった回収・廃棄作業が不要となり、作業時間の短縮やコスト削減が実現します。また、環境負荷を軽減することにも貢献します。
展示会では、NINJAマルチのブース番号3-52にて、実際の製品を手に取って見ることができ、導入事例や省力化効果、環境面でのメリットについて詳しく説明します。持続可能な農業の未来を支えるこの製品に、ぜひご注目ください。
展示会の詳細情報
- - 展示会名: 第3回九州農業WEEK
- - 開催期間: 2025年5月28日(水)~5月30日(金)9時~16時
- - 会場: グランメッセ熊本
- - ブース: 小間番号3-52
- - 来場登録: こちらから事前登録が必要です
NINJAマルチシリーズのラインナップ
「NINJAマルチ」シリーズには、様々なサイズの製品があります。その中でも特に注目すべきは、最大幅150cmのモデルです。このモデルは、広い耕作面積が必要な九州の農業法人に最適です。その他にも、幅95cmや135cmのタイプ、さらに10mシリーズの黒とシルバーモデルも展示されます。そして、開発中の穴あきマルチもお披露目予定です。
展示即売会も開催
さらに、農業資材の展示即売会も同時開催され、ワンタッチカプラーやボールコックなど、農業に欠かせないアイテムの購入が可能です。これにより、来場者は最新の農業資材を手に入れるチャンスです。
購入情報と新商品の詳細
新商品の「NINJAマルチ200m(型番:MS-150BK200)」は、2025年4月21日から販売開始予定で、参考価格は12,000円(税込)です。アマゾンやその他の販売サイトでも購入可能ですが、農業法人への直接取引希望者は、オーミヤへ問い合わせが推奨されています。
- - 製品サイズ: 幅150cm × 厚み0.014mm × 長さ200m
- - 製品重量: 約6.0kg
- - 生分解速度: 約4か月(土壌に接触後迅速に分解開始)
- - 最長保管期間: 約2年(保管状況により変動)
- - 材質: PBAT、PLA
- - カラー: ブラック
まとめ
九州農業WEEKでの「NINJAマルチ」の初出展は、持続可能な農業を実現する新たな一歩です。日本の農業の未来を支えるこの製品を、ぜひ多くの方に知っていただき、今後の農業の発展を一緒に考えていきましょう。