伯方島の新交通
2025-11-17 15:53:22

伯方島で始まる新たな公共交通「のりあい」と買い物サポートの取り組み

伯方島で新たな公共交通がスタート!



愛媛県今治市の伯方島では、住民の移動と買い物を支える公共ライドシェア「あちこち伯方島便」の実証運行が始まりました。この取り組みは、地域住民の生活を支援するため、公共交通の新たな形として注目されており、2025年11月17日から運行を開始しました。

住民の声に応える新しいサービス



伯方島では以前から、路線バスは存在しているものの、タクシーは運行されておらず、住民の方々は日常の移動(通院や買い物など)に苦労していました。そこで、行政と民間企業、さらには地域住民が一体となった「伯方島モビリティコンソーシアム」が立ち上がりました。このコンソーシアムは、住民がドライバーとして運行する「のりあいサービス」を提供し、暮らしやすい環境を整えようとしています。

便利で自由なライドシェア「のりあいサービス」



この「あちこち伯方島便」は、約150か所に設けられた乗降ポイント間で自由に移動できるシステムです。予約は簡単で、専用ダイヤルやWEBから可能で、事前に予約することでお得に利用することができます。運賃は、事前予約が400円、直前予約が600円となっており、65歳以上や小さなお子様、障がい者の方には割引も用意されています。

買い物の負担を軽減する「はいたつサービス」



「あちこち伯方島便」のもうひとつの柱は、地元の小売店舗から商品を届ける「はいたつサービス」です。重たい荷物を自宅まで届けてくれるこのサービスは、電話一本で簡単に利用でき、幅広い商品(飲料や冷蔵食品、日用品など)を取り扱っています。これにより、特に高齢者や子育て中の親たちにとって、大きな助けとなるでしょう。利用料金は、1店舗あたり400円の配送料がかかとなります。

未知の可能性を秘めた実証実験



この取り組みは、単なる移動手段の提供にとどまらず、地域経済の活性化にも寄与することを目指しています。移動と買い物を一体化することにより、消費の循環を促進し、持続可能な地域交通を目指す重要な実証実験でもあります。実証期間中には、利用データや住民の声をもとに、サービスの改善点や将来の運営体制についても検討が行われます。

未来の公共交通モデルを目指して



「公共ライドシェア」の受容性や利便性を検証するこの実証実験は、全国に広がる公共交通の新たなモデルを創出するためのステップとなるでしょう。今後の展開が期待される伯方島の取り組みは、地域が一体となった支え合いの象徴ともいえます。地域の皆さんでこの新しい公共交通を育てていくことで、利便性向上が期待されています。次なる公共交通の形が、ここ伯方島から始まることに、多くの期待が寄せられているのです。

お問い合わせ・予約先



  • - 共通ダイヤル: 050-2030-5771 (のりあい:8:00〜18:00 / はいたつ:9:00〜18:00)
  • - WEB予約: あちこち伯方島便公式サイト

この取り組みが成功すれば、伯方島の交通の未来が拓けることでしょう。地域の皆さんがこのサービスを存分に利用し、新しい生活スタイルを楽しめる日が来るのが待ち遠しいですね。


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